ローカルドライブを消費しない。クラウドストレージを外付けメディアにできるアプリ【今日のライフハックツール】
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Mac:ビジネスに限らずプライベートにおいても、もはやクラウドストレージは欠かせないツールのひとつになっていると言えます。
個人情報を含むファイルなど、セキュリティが高く要求されるデータを保管することには賛否が分かれていますが、あらゆるデバイスからネットワーク経由で接続できるクラウドストレージの便利さは、改めて述べるまでもないでしょう。
クラウドストレージをどう使うか
ところでそのクラウドストレージですが、PC(Mac)から利用する場合には、使い方が大きく2つに分けられます。
ひとつは、専用アプリをインストールし、ローカルドライブ内に該当フォルダを作成する方法。この場合、クラウドストレージはバックアップフォルダのように機能し、常に複製ファイルがそれぞれに置かれます。
もうひとつは、ブラウザ経由でクラウドストレージにアクセスし、必要なファイルはその都度アップロード、あるいはダウンロードする方法。この場合、ローカルドライブとクラウドストレージには同期の関係性がありません。
2つの利用方法にはそれぞれ長所と短所があります。前者の場合、常に複製ファイルが置かれているので、ファイルへのアクセスは素早く容易にできますが、ローカルドライブの容量を圧迫してしまいます。一方ブラウザ経由の場合、クラウドストレージを外付けドライブのように利用できるのですが、フォルダの階層が深くなっていると、該当のファイルにたどり着くまでのレスポンスに劣ります。
ブロードバンド(常時)接続ならではのアプリで解決する方法も
しかし、ローカルドライブを圧迫することなく、スムースにファイルにたどり着ける方法もあるのです。
もしMacユーザーなら、『CloudMounter』を試してみましょう。このアプリは、ローカルドライブに複製ファイルを置くことはしませんが、各クラウドストレージのフォルダ階層をファインダー上に展開してくれます。
つまり、目的のファイルがダウンロードされるまでにかかる時間が気にならないのなら、使い勝手は各クラウドストレージの専用アプリと同等で、ローカルドライブにはたっぷりと保存領域を確保できるということ。
15日の試用期間が過ぎると、約3700円(税込)が必要になる有料アプリですが、USBメモリや外付けHDDを購入することを考えれば、悪くない金額だとも考えられるでしょう。
(田中宏和)