先日3歳になった息子くんが風呂(シャワー)で立ったまま溺れかけました。
が、逆さ吊りにしてひっぱたいて事なきを得たので、備忘録的に書いておこうと思います。
3歳の息子とシャワーで歯磨き
わがやには0歳の娘と3歳の息子がおります。息子は先日誕生日をむかえ3歳になったばかり。
娘が泣いているとあやしに行ってくれるなど、3歳になってから突然しっかりしてきました。
しかし、シャワーよりもアンパンマンを、歯磨きよりもプラレールの新幹線を優先するあたり、まだまだ甘えん坊の小さな男の子です。
早く帰れた日はそんな息子くんとシャワーに入っています。親子でお風呂、いいですよね。
今日もいつも通り、クネクネ嫌がる息子くんの気分をなんとかノセてシャワーに連れていき、身体を洗って、歌を歌いながら歯磨きをさせて、最後にうがいを・・・
というところで、事件が起きました。
息子が息をしていない
普段は「ぐじゅぐじゅぺー」なんですが、今日は「がらがらぺー」でうがいをしていた息子くん。
うがいがおわった直後から、苦しそうにえづきはじめました。
大丈夫?と聞いても反応がありません。
おそらく気管に水が入ったんだと思います。明らかに、息をしていません。
どんどん赤らんでいく息子くんの顔。
その様子を見て頭によぎったのは、兄のことでした。
母から聞いた、兄の昔話
これは母から聞いた話です。
当時3歳だった兄。母はまだ小さいぼくを抱っこしながら、社宅内の公園で遊び回る兄を、少し離れた場所で見守っていました。
しかしどうやら兄の様子がおかしい。元気に走っているけど、顔が少しずつ赤らんでいき、続けて青白くなっていく。
そしてだんだん動きが緩慢になっていく兄の姿を見て、母は兄に近づき声をかけました。大丈夫?どうしたの?
しかし、反応がありません。
どうしよう。
その異変に気づいた別の子の母親がとっさに駆け寄り、兄の足を掴んで逆さ吊りにしました。
そして背中をこれでもか!というくらい思いっきりはたいたんです。
ドン、ドンと響く、鈍く、低い音。
何度めかの音とともに兄の口から飛び出てきたのは、見たこともない小さなおもちゃ。その後に大きめの咳。
そして、元気な泣き声。
「もしあの時あのお母さんが来てくれなければ・・・」
「ああいう時は強すぎるくらい叩かないとダメなんだって」
この思い出話をぼくにしてくれた日、母は恐怖と安心が入り混じった顔をしていました。
逆さ吊りにしてひっぱたいた
まさに今、息子くんに同じことが起きていたんです。
えづきはじめてから約5秒。顔色は、青白くなる直前。
苦しそうな息子くんを抱えて膝の上にうつ伏せに乗せました。
頭を下げて背中を丸め、小さな肩甲骨の間を強く5回ほど、ドン、ドンとひっぱたきました。
息子くんは、咳も泣きもしませんでした。
バスタブの横に立たせ、大丈夫?と聞く。静かにうなづく息子くんの鼻に手を当てると、無事に息をしています。
よかった。
しばらくすると、息子くんはいつも通りシャワーヘッドで遊び始めました。
目の前で起きてくれてよかった
もし今のできごとが目の前で起きていなかったら。
すぐに逆さ吊りにして背中をひっぱたけなかったら。
異変に気づいて駆け寄ったときにすでに手遅れだったら・・・
そう思うと、今回のことが目の前で起きてくれて本当によかったなと思います。
そして子どもから目を離してはいけないと再度、実感しました。
まとめ:子どもは視界に入れておこう
以上、まさに今日起きたことの備忘録でした。
子どもはなるべく視界に入れておいて、様子が変じゃないか見ておくこと。
そして何かあったときの対処法を事前に知っておくこと。
今回冷静に対処できたのは昔話を聞かせてくれた母のおかげです。
感謝。