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【社会】

テントウムシの羽畳む仕組み解明 東京大、九州大チーム

 テントウムシが硬い「さや羽」の内側に柔らかい「後ろ羽」を素早く畳んで収納する仕組みを、東京大や九州大のチームが解明し、16日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。宇宙で展開する人工衛星のアンテナや、軽量の折り畳み傘への応用が期待できそうだ。

 東京大の斉藤一哉助教(生物模倣工学)は「テントウムシの羽は他の昆虫に比べて柔軟性と強度のバランスに優れている」と指摘。「少ない部品で柔軟に形を変える製品作りに生かせるかもしれない」と話している。

 チームは、ナナホシテントウの硬い羽を透明な樹脂でできた人工羽に変え、内側が見えるようにしてビデオ撮影した。

(共同)

 ナナホシテントウ(東京大の斉藤一哉助教提供)

 ナナホシテントウ(東京大の斉藤一哉助教提供)
 

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