なんだか、喉に何かが詰まったようだったり、いがらっぽかったり、変な感じがすることはありませんか。それがしばらく続いたりしたら気持ち悪いですよね。
どんなことが考えられるのか、調べてみました。
喉に違和感が生じる原因
風邪
風邪を引いて喉がおかしくなるのは、誰にも経験があることですよね。
気管支炎
咳が出て、喉が詰まった感じがする場合は、気管支炎が考えられます。
急性気管支炎は、ウィルスに感染することで発症します。
一方、慢性気管支炎の主な原因は喫煙です。大気汚染などによることもあります。
扁桃炎
喉に違和感があり、ものを飲み込もうとすると痛むときは、扁桃炎の可能性があります。(扁桃は、以前は、扁桃腺と言われていました)
扁桃が、細菌に冒されて、腫れた状態です。膿が出ることもあります。
咽頭炎
咽頭とは、鼻や口の一番奥のあたりです。ここにウィルスや細菌がついて、赤く腫れたり痛んだりするのが咽頭炎です。
後鼻漏(こうびろう)
後鼻漏とは、鼻水が喉へと流れ落ちていくことです。健康な状態でも、鼻水が作られて喉に落ちていくのですが、風邪・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎(蓄膿症)・上咽頭炎などのせいで、大量の鼻水が喉を通って落ちていくと、違和感を感じることがあります。
咽喉頭異常感症
喉の詰まった感じや不快感を訴えて医者に診てもらっても、何の異常も見つからないものです。
自律神経のバランスの乱れと考えられ、「ヒステリー球」とも呼ばれます。
更年期障害の一つとして、ホルモンバランスの乱れにより、喉に違和感を感じたり、口が渇いた感じがすることもあります。
ストレスを無くし、充分な睡眠を取り、適度な運動をするようにします。
咽頭アレルギー
喉の粘液が分泌されずに無防備になっているところに、花粉などのアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)がついて、赤く腫れている状態です。
食物に対するアレルギーがあることもあります。重くなると、アナフィラキシーという、呼吸困難などを引き起こす症状が現れます。
逆流性食道炎
胃酸が食道を逆流してきて、喉が、強い酸性である胃酸にさらされて炎症を起こすことがあります。
甲状腺の異常
甲状腺がんなどの甲状腺の病気により、喉に違和感を感じることがあります。
咽頭がん・喉頭がん・食道がん
咽頭(鼻や口の一番奥のあたり)や喉頭(咽頭の下で、のどぼとけのあたり)・食道(咽頭と胃をつなぐ器官)にがんができると、喉に違和感を感じることがあります。
心臓病
狭心症や心筋梗塞の初期症状として、喉が詰まる感じがすることがあります。
糖尿病
糖尿病にかかると、喉が渇くと言うことは知られていますが、喉に違和感を覚える人もいます。
肩や首のこり
肩や首がこって筋肉が固くなると、喉のあたりの筋肉が縮んで、喉に違和感を感じることがあります。
パスツレラ症
犬や猫などのペットが持っている「パスツレラ」という菌が人間にうつると、喉にイガイガした違和感を生じることがあります。
このように、喉に違和感がある場合は、それほど心配する必要のない場合も、重大な病気の兆候の場合もあります。
違和感がなかなか取れないときは、病院に行きましょう。