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統合失調症と診断された18歳の女性が、病気と向き合うために描く印象的なイラストの数々

awkwardapostrophe/Instagram

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17歳で統合失調症と診断を受けた女性が、自分の病気と向き合うために描き始めたイラストが注目を集めている。

幻覚を元にイラスト化

Instagramで作品を公開しているケイト・フェナーさんは、現在18歳。何年間も正しい診断がされずに、症状が悪化。17歳でやっと自分が付き合っている病が「統合失調症」だとわかったという女性だ。

症状で実際には存在しないものが見えたり聞こえたりするほか、皮膚をクモが這う感覚といった幻覚を経験しているという。

▼虫や顔、身体のない目などを見るという

▼「Set it all on fire(すべて燃やしてしまえ)」は時々聞こえる幻聴だという

また、ハエは“うつ”や“自分を無価値だと感じる”といった症状を表現しているそうだ。

病気や偏見に立ち向かっている

彼女は4月20日、自分自身の病気や作品についてBored Pandaに投稿した。作品を描く理由は「症状と向き合うため」。そしてそれを公開するのは、メディアによって「精神疾患」への偏見が作られていると感じているからだという。

彼女自身、自分が抱えている病気について話をすると、「精神疾患を持っているあなた」としか見てもらえなくなるのを感じているのだという。

厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」では、統合失調症についてこのように表現している。

統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です。「普通の話も通じなくなる」「不治の病」という誤ったイメージがありますが、こころの働きの多くの部分は保たれ、多くの患者さんが回復していきます。

母親や友人に支えられている

ケイトさんは作品の投稿と共に、母親が支えてくれており、アート活動のモチベーションにもつながっていると述べている。また、友人たちもサポートしてくれているそうだ。

Huffington Post UKは、「私の作品が精神疾患を持ち、孤独を感じている人に語り掛けられればいいと思っています」という彼女のコメントを紹介している。

現在ケイトさんは、Instagramやアートショーで作品を発表しているほかに、ウェブショップオープンに向けて準備を進めているという。

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