子どもの頃に東京のデパートで食品サンプルを眺めるのが好き過ぎて親とはぐれ、以来、デパートへ足を運ぶたびにあのトラウマがよみがえるメシ通編集部のYです。
さて、食品サンプルのリーディングカンパニー、「イワサキビーアイ」をご存じですか?
創業は1932年(昭和7年)。東京・台東区の料理道具専門店街「かっぱ橋道具街」にあるアンテナショップ「元祖食品サンプル屋合羽橋店」は、国内のみならず、海外からの観光客にも大人気です。
食品サンプル作りにしのぎを削る職人さんたち約80人が所属するこの会社では、毎年、社内コンテストが開催されています。そこで産み出される作品がネットで大人気。本物ソックリの完成度を誇るサンプルも話題ですが、奇想天外な発想で作られた食品サンプルの数々が、今ネットで大人気なんです。
そこで『メシ通』では、その最新版となる”2016年のコンテスト参加作品”から選りすぐりの作品を一挙公開します!
まずはこちら。
スイカの飾り切りに、リアルなバラが一輪。若干シュールですね。
チーズ盛り合わせが先なのか、パレットの絵の具が先なのか……。
シリンダー付きのエビ! なんともハードボイルドなエビですね……。
蚊もビックリな逸品。いろんな意味で「涼」を感じますね。
バラ肉!? 上手い、座布団一枚!
……ダリの絵画を見ているようです。シュールレアリスムの領域ですね、これは。
ちょっと箸休め(?)に、リアルな食品サンプルも。本物じゃね? と見まがうほどの完成度。
なんども言いますが、これ食品サンプルです! うまそうだけど、このソロバン滑り悪そう……。
めっちゃリアル! 昔はロウで作っていたのが、現在はビニール樹脂が主流だそう。
いやぁ、ジュルっといきたいですねー。
よく見ると、結構皮肉がきいてますね。
こんなメルヘンチックな作品も!
時計仕掛けのえびってところでしょうか。時間が進むごとにグラデーションが変化!
こちらは、おしゃれ〜。雑貨にしたら売れそうです。
クッキー&ケーキの花壇なんて、女性が喜びそうですね。
本物っぽいけど現実にはありえない図! しつこいですが、これも食品サンプルです。
大地の恵み。そんなに違和感なさそうに見えて、これもやっぱり空想の産物。
これ、分かります?
実はペンパイナッポーアッポーの中身を、入れ替えてるんです。ツウ好み!
熟練の職人さんたちの手にかかれば、こんなシズル感も表現できちゃうんですね。
のり巻きを絵画風に。これならリアルに作れそうかも!?
イカが主役になって地球征服するSFホラー映画ができそうです……。
さて食品サンプルの「イワサキビーアイ」、知らなかった方もがぜん気になったのではないでしょうか?
このような、おもしろ食品サンプルを購入できる元祖食品サンプル屋は合羽橋店のほか、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、横浜赤レンガ倉庫店と合わせて計3店舗で展開中。気になった方は足を運んでみてはいかが?
取材協力:イワサキビーアイ
※この記事は2017年4月の情報です。