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ブリヂストン が空気を入れない自転車タイヤを開発、2019年の販売を目指す

BRIDGESTONE

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空気を入れない自転車タイヤは、IRORIOの過去記事『空気入れ不要!絶対パンクしない自転車タイヤが開発される』『従来の自転車にも使える!ノーパンクタイヤ」が画期的』で紹介したように、すでに開発されている。

しかしそれは米国での話。我々の日常とは隔たりがあったと言えるだろう。

ところがここに来て、あのブリヂストン が、まったくオリジナルの発想で空気入れ不要のタイヤを開発してくれた。

エアフリーコンセプト

ブリヂストンは近年、タイヤの空気充填を不要にするという「エアフリーコンセプト」を開発の1つの柱としている。

今回発表された自転車タイヤはそのコンセプトを具現化したもの。見ての通り一風変わったスポークの形状が特徴的だ。

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高強度でありながら柔軟性のある高機能樹脂が使われたこのスポークには、適度なクッション機能があり、そのおかげで空気入りのタイヤチューブが不要になっている。

転がり抵抗を軽減

以前に開発された空気を入れないタイヤの欠点は、転がり抵抗が増すことだった。つまり、普通の自転車タイヤに比べてこぐのに力が必要になる。

ブリヂストン が開発した新タイヤは、スポークの形状と高機能樹脂によってタイヤの変形を極力少なくしているため、空気入りのタイヤと同じ転がり抵抗はほぼ同じとのこと。同じ力でこげるというのはうれしい。

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東京オリンピック前に販売開始

株式会社ブリヂストン とブリヂストンサイクル株式会社は、今後、このタイヤを装着した自転車の試乗会を各地で開き、ユーザーの意見を取り入れながらブラッシュアップを行なっていく予定だ。

2020年の東京オリンピックより早い2019年の販売開始を目指している。「空気入れ不要」が、いよいよ現実的になってきた。

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