サイバー被害の日立 受注・発注システムにも障害

サイバー被害の日立 受注・発注システムにも障害
サイバー攻撃によって電子メールの管理などを行う社内のシステムに被害を受けた大手電機メーカーの日立製作所は、家電製品の受注や発注をするためのシステムにも障害が見つかり、被害が拡大していることがわかりました。
世界各地で大規模なサイバー攻撃の被害が広がる中、日立製作所は15日、サイバー攻撃で社内のシステムの一部に障害が出ていることを明らかにしました。

具体的には、国内の事業所や海外のグループ会社などで一部のパソコンやサーバーがウイルスに感染し、電子メールの送受信ができなくなったり、添付ファイルが開けなくなったりするトラブルや、パソコン上に金銭を要求する画面が表示されたりする被害が起きているということです。

さらに、会社が調査を進めたところ、家電量販店などとの間で製品の受注や発注をする際に使われるシステムにも障害が見つかり、被害が拡大していることがわかりました。

会社によりますと、世界各地で被害が相次いでいる一連のサイバー攻撃による被害と見られるということで、復旧作業を急いでいます。