ノストラダムス
世界的に有名な予言者「ノストラダムス」。1999年にハズレたと思われていたノストラダムスの予言が、実は当たっていたとしたらあなたはどうしますか?
今回は実は当たっていたノストラダムスの予言と2017年以降の予言、空から降ってくる恐怖の大王の正体をご紹介します。
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ノストラダムスとは
ノストラダムスは1500年代のルネサンス期に活躍したフランスの医師です。当時、死の病として恐れらた「ペスト(黒死病)」がネズミを媒介としていることにいち早く気づいた人物としても知られています。
また、当時あまり知られていなかった熱湯やアルコールによる消毒を徹底し、感染者の遺体は火葬させたともいわれています。ルネサンス期のフランスにおいて広く布教していたキリスト教の嫌う火葬を指示したことからも、医師としてのノストラダムスの芯の強さを感じます。
画像:Nostradamus
ノストラダムスは「予言書」を発行するなど、予言者としても活躍していました。この予言書は庶民のあいだで非常に人気となり、当時のフランス国王アンリ二世から王宮に招待も受けています。
こうしてノストラダムスは予言者としての地位を確立させ、数百年もの後世に影響を与えることになります。
ノストラダムスの大予言
ノストラダムスの記した予言書の多くは一年という短い期間を予言した者でした。しかし、最も有名な「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」は、ずっと先の未来についても予言していました。
この予言集は詩の形式をとっていたため解読が難しく、様々な解釈をされながら後の人々に語り継がれることになりました。
画像:Les Prophéties
日本で特に有名なのが五島勉氏の著書「ノストラダムスの大予言」です。この本はノストラダムスの詩を彼の逸話や伝承に沿って解釈したもので、彼の詩が重要な予言であることを日本中に知らしめました。
本が出版された翌年にはノストラダムスの大予言を題材に文部省推薦の映画まで作られています。
ノストラダムスの大予言の中で最も有名でインパクトが強かった記述が「1999年に空から恐怖の大王が降ってくる」というものでした。
1999年に予言された恐怖の大王
著書ノストラダムスの大予言ではノストラダムスがフランス王アンリ二世に対し「1999年に人類が滅亡する」と語ったという伝承を紹介しており、人類絶滅の予言がされているという内容が記されていました。
また、空から降ってくる恐怖の大王の正体を当時の環境問題や核問題、小惑星の衝突などに当てはめて人類に警鐘を鳴らしたのです。
画像:pixabay
しかし、1999年に恐怖の大王が空から降ってくるこはありませんでした。一世を風靡したノストラダムスの予言も真実ではなかったと周知されるようになります。こうしてノストラダムスの大予言は一種のエンタテイメントであったと解釈されたのです。
しかし、著書としてのノストラダムスの大予言は著者である五島氏の独自の解釈の色が強いことがわかっています。また、実際のノストラダムスの予言とはズレが生じていたとする説も存在しています。
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ノストラダムスの当たった予言
現在の日本ではインチキな予言者と認識されているノストラダムスですが、実は実際に多くの予言が当たっているともいわれています。ここではノストラダムスの当たったとされる予言をご紹介します。
①東日本大震災の予言
ノストラダムスの予言集には下記のような詩が存在しています。
地球の真ん中から地震が火を噴き
新しい都市の周辺をゆるがすだろう
二つの巨岩がながらく戦争をつづけ
やがてアレトゥーサが新しい川を赤く染めるだろう
画像:pixabay
この詩が東日本大震災を予言していたのではないかという説が存在するのです。東京は世界の大都市の中でも新しい都市に分類できるため、詩の内容と一致しています。また、東京周辺の東北地方では長らく地震が続いています。
戦争を続けるとされている「ふたつの巨石」はアメリカとロシア、もしくはアメリカと北朝鮮を指しているのではないかともいわれています。仮にそう考えた場合、赤く染まることになる「新しい川」とは一体どこにあたるのでしょうか?
また、ギリシア神話に登場する精霊「アレトゥーサ」とは何を指しているのでしょうか?
②アメリカ同時多発テロ事件の予言
ノストラダムスの予言には下記のような詩も存在しています。
空は燃える 45度で
炎は近づく 大いなる新都市に
時をうつさず ばらまかれた巨大な火が跳ねまわる
ノルマン人を試さんと欲するとき
画像:pixabay
この詩は何と世界中を震撼させたあのアメリカ同時多発テロ事件を予言していたのではないかといわれています。「空が燃え炎に近づく」とされる大都市は、北緯45度付近に位置するニューヨークと一致しています。
また、「時を移さずばら撒かれた巨大な火」とは、各地で同時に行われたテロ攻撃のことを表しているのではないかといわれています。
③リーマン・ショックの予言
ノストラダムスは「未来で世界経済は崩壊し、幾度となく衰退するだろう」とも予言しています。これは1929年に起きた世界恐慌や、記憶に新しい2008年のリーマン・ショックを指しているのではないかといわれています。
画像:Lehman Brothers Rockefeller centre
どうしてノストラダムスは数百年後の出来事を詩に書くことができたのでしょうか?彼には一体何が見えていたのでしょう?
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2017年以降の予言
ノストラダムスの予言は詩の形で記されています。また、正確な年号や地名が記されている予言は少数です。そのため、これらは暗号の役割を果たしていたのではないかともいわれています。
そんな中、研究者たちの努力によって2017年以降に起こるとされたいくつかの予言が明らかになっています。これらは実際に起こり得る未来なのでしょうか?
ここでは2017年以降のノストラダムスの予言をご紹介します。
①トランプ大統領の当選とアメリカの衰退
ノストラダムスは2017以降、世界のバランスが大きく崩れることを予言しています。予言によれば「ある世界が終わるとき、キリスト教に反する者が現れる」とされています。
これまでにもフランス革命時のナポレオンや、ユダヤ大量虐殺時のヒトラーがこの「キリスト教に反する者」であったと考えられています。そして、2017年以降に起こる多くの予言も、同時期に現れる「キリスト教に反する者」がきっかけで起こるといわれています。
画像:Donald Trump
その人物に関する予言の詩に「トランペット」という言葉が出てくるため、「キリスト教に反する者」はアメリカのトランプ大統領なのではないかと噂されています。トランプ大統領は当選後も過激な発言とその選択で世界を騒然とさせています。
果たして彼がノストラダムスが予言した「キリスト教に反する者」なのでしょうか?そしてアメリカは本当に崩壊してしまうのでしょうか?
②中国の経済的大発展
ノストラダムスは2017年以降、中国が崩壊する世界経済を救う働きをすると予言しています。ノストラダムスは中国を非常に評価しており、遠い未来では世界を支える巨大な経済大国になると考えていました。
画像:pixabay
アメリカの経済の崩壊後、世界を支配するのは中国であるとする専門家は数多く存在しています。ノストラダムスはこれらの未来を予期しているのでしょうか?
③EU諸国の経済危機
ノストラダムスは2017年以降にイタリアがきっかけで世界経済が大きなダメージを受けるとも予言しています。近年、イタリアは深刻な金融危機に直面しており、世界の国々にもその影響が出ると考えられています。
画像:pixabay
そうなった場合、EU諸国の人々は特に大きなダメージを受けることになります。このような経済的な予言はノストラダムスの先見性の成せる技だったのでしょうか?それとも彼には不思議な力が備わっていたのでしょうか?
④北朝鮮と韓国の統合
ある研究者によるとノストラダムスは北朝鮮と韓国と思われる国が統合されることを予言していたとしています。
現在、アメリカと北朝鮮は近隣諸国を巻き込んで余談の許せない緊張状態にありますが、これらの国はいつ武力衝突が起きても不思議ではない状況です。
画像:pixabay
仮にそうなった場合、北朝鮮の最高指導者である金正恩氏はロシアに亡命するのではないかとも噂されています。
国の代表を失った北朝鮮は近隣国に吸収され、予言が事実となる可能性もあるのです。
⑤第三次世界大戦の勃発
「キリスト教に反する者」の予言に関連して、下記のような予言も存在しています。
大都市に組する国は強情なために同意しないだろう
王がトランペットを吹きならす
外に出よと命じるために
壁に梯子がかけられ都市は後悔することになるだろう
画像:pixabay
ここでもトランペットという言葉が使われており、トランプ氏が同意を示さない北朝鮮に対して武力行使を命令することを予言しているようにも感じ取れます。
また、その結果は「後悔」であり、世界中を巻き込んで第三次世界大戦が勃発するのではないかと心配されているのです。
果たしてノストラダムスは第三次世界大戦を予言しているのでしょうか?誰も傷付くことのない平和な未来を願うばかりです。
近いうちに襲来する恐怖の大王の正体は?
1999年に恐怖の大王が現れるという予言が外れたため、現在では予言者としてのノストラダムスを信じている人は多くありません。しかし、これは詩の解釈の間違いであり、実際には2038年、もしくは2190年を指しているという研究成果も報告されています。
これまで恐怖の大王の正体については空気汚染や水質汚染などの環境問題や、人類による核ミサイル投下説など様々な原因が考えられてきました。しかし、現在最も有力とされているのは空から飛来する小惑星です。
画像:NASA
不死鳥という意味の名前を持つ「ベンヌ」という小惑星は、1999年にカナダの人工衛星「NEOSSat」によって発見されました。ベンヌは現在凄まじい速度で地球に接近していることがわかっており、2169年~2199年のあいだに8回も地球に衝突する可能性があることがわかっています。
その確率は1500分の1~4000分の1といわれており、天文学的に考えれば非常に高い確率で地球に衝突することがわかっています。また、衝突の時期もノストラダムスの予言に一致しています。
つまり、ノストラダムスは1999年に恐怖の大王ベンヌが発見され、2190年に地球に衝突すると予言していたのです。
しかし、ノストラダムスの予言では2038年にも人類滅亡の危機が存在するとも解釈できます。これが第三次世界大戦によるものなのか、それとも全く別の“何か”であるのかはわかっていません。
出典参考:wikipedia
画像:César de Notre-Dame
いかがでしたか?世界的な大予言者ノストラダムスについてご紹介しました。ノストラダムスの予言は未来に起こり得る真実なのでしょうか?そのとき私たち人類は何を目にするのでしょう?世界にはまだまだロマンが溢れています。