ダイエットは食事と運動だけだと思ってませんか。
睡眠不足は食欲に歯止めが効きづらくなります。満腹感を感じづらくさせ、高血糖を引き起こしやすくなることが分かっています。睡眠時間が短い人の方が肥満の確立が高くなる傾向もあります。
睡眠はダイエットをしていく上で食事・運動とならんで重要な項目です。 でもどのように良いのかピンとこない部分もあると思います。 そこでまずは睡眠とはどのようなシステムなのかを見直していくためにも基本的なことを調べてみます。
レム睡眠とノンレム睡眠について
睡眠には睡眠周期があります。 ノンレム睡眠とレム睡眠が一定の時間ごとに繰り返されています。 この2種類の睡眠をバランス良く取ることができれば、良く眠れた感触と爽やかな目覚めを得ることができます。 それぞれの睡眠は違うタイプの睡眠で特徴があります。
レム(REM)睡眠
REMとは、Rapid eye movementの略で「素早く眼球が動いている」状態です。 身体は深く眠っているのに、脳が起きているような状態の浅い眠りで、夢などはこの時に見ると言われています。
金縛りや悪夢、寝言など、睡眠時の異常行動が起きやすいのもレム睡眠の時です。 目覚めの準備状態でもあり、レム睡眠時に目覚めると気分がすっきりします。
ノンレム(Non REM)睡眠
ノンレム睡眠時は、筋肉は活動していますが脳は眠っている状態です。 ノンレム睡眠はレム睡眠以外のときです。睡眠はノンレム睡眠から始まって、レム睡眠に移っていきます。
この脳を休息させるノンレム睡眠は、大脳が発達している人間や哺乳類、鳥類にしか見られない睡眠と言われています。 ノンレム睡眠の眠りの深さには4つの段階があります。一番深いノンレム睡眠は眠りについてしばらくして訪れます。
レム睡眠とノンレム睡眠のサイクル
一晩眠っている間に人は、レム睡眠とノンレム睡眠の睡眠サイクルが交互に繰り返されます。 眠りについてから約1時間かけて眠りは深くなり、一番深い眠りのピークを迎えます。そこから眠りは浅くなっていき、眠りから2時間後にレム睡眠が訪れます。レム睡眠は5分~15分ほどの短い時間でまた深いノンレム睡眠に入っていきます。 睡眠周期は最初が2時間で1セット、その後は90分で1セットとなります。これを4~5セット繰り返します。
朝に近くなるほどノンレム睡眠は浅くなり、レム睡眠の割合が増えます。 90分の倍数の時間に起きると起きやすいというのはこの周期に沿っているからなのですね。 最初のノンレム睡眠が一番深く、眠り始めの3時間に疲労回復や美容にも役立つという成長ホルモン分泌がピークになることなど、眠り始めの睡眠をしっかり深く眠ることが良質の睡眠をとるキーポイントになりそうです。
まとめ
起きるときは、レム睡眠の時だと気持ちよくすっと起きることができます。 逆にノンレム睡眠の時に目覚めると、眠った感覚が持てずにつらい疲労感がつきまといます。
睡眠周期は個人差があるので、自分の睡眠周期の時間を把握して目覚ましをセットすると気持ち良い目覚めで一日をスタートできることでしょう。
生活習慣を見直していく中で睡眠は大きな柱です。食事や運動と同じように見直してみてみることをお勧めします。