トヨタなど「空飛ぶ車」に出資
プロペラでドローンのように空中に浮かぶ「空飛ぶ車」の開発が民間レベルで進むなか、トヨタ自動車などが開発を加速させようと、今後、3年間で4000万円あまりを出資することになりました。
「空飛ぶ車」はトヨタなどのエンジニアが有志で開発を進めているもので、四方についた8つの羽でドローンのように空を飛ぶことを目指しています。
これについて、トヨタをはじめグループ企業15社が、開発を加速させようと有志団体に対して今後3年間で、4250万円を出資することになりました。
これまで有志団体は、クラウドファンディングなどで開発資金を募っていましたが、トヨタなどが出資することで当面の資金不足が解消されることになります。
2019年の1月ごろには有人機として完成させ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火台に空飛ぶ車で火を灯したいとしています。
「空飛ぶ車」を巡っては、欧米のベンチャー企業などが、次世代の乗り物として実用化に向けた開発の動きを加速させています。
トヨタとしても、自動運転車など新しい技術開発が進む中、空飛ぶ車の支援に参画することで自動車開発の新たな可能性を探りたいとしています。