豊洲移転 仲卸業者団体が時間かけた検討要望
築地市場の豊洲への移転について議論する東京都の「市場のあり方戦略本部」は、水産物の仲卸業者の団体に対するヒアリングを行い、団体からは、豊洲への移転案とともに、築地市場の再整備案も含め、急ぐことなく、じっくり検討すべきだといった意見が出されました。
東京都の「市場のあり方戦略本部」は、築地市場の豊洲への移転について小池知事の総合的な判断につなげるため各業界へのヒアリングを進めていて、15日は、本部長を務める中西副知事らが築地市場を訪れ、水産物の仲卸業者の団体「東京魚市場卸協同組合」の幹部から話を聞きました。
組合は築地市場最大の組織で、ことし1月から2月にかけて理事長ら幹部が豊洲への移転に慎重な立場に代わっています。
ヒアリングは非公開で行われ、関係者によりますと、組合の早山豊理事長らからは、「安全性が担保されていない現状のままでは、豊洲に移転できる状況ではない」とか、「消費者に選んでもらえる市場を確保しなければならない」といった指摘が出されということです。
そのうえで、豊洲への移転案とともに、都のプロジェクトチームが示した築地市場の再整備案も含め、急ぐことなく、じっくり検討すべきだという意見が出されたということで、先週のヒアリングで豊洲への早期移転を求めた水産物卸と青果の業界団体との意見の違いが浮き彫りとなりました。
組合は築地市場最大の組織で、ことし1月から2月にかけて理事長ら幹部が豊洲への移転に慎重な立場に代わっています。
ヒアリングは非公開で行われ、関係者によりますと、組合の早山豊理事長らからは、「安全性が担保されていない現状のままでは、豊洲に移転できる状況ではない」とか、「消費者に選んでもらえる市場を確保しなければならない」といった指摘が出されということです。
そのうえで、豊洲への移転案とともに、都のプロジェクトチームが示した築地市場の再整備案も含め、急ぐことなく、じっくり検討すべきだという意見が出されたということで、先週のヒアリングで豊洲への早期移転を求めた水産物卸と青果の業界団体との意見の違いが浮き彫りとなりました。