陸上自衛隊機 北海道 厚沢部町のダム付近に墜落か

陸上自衛隊機 北海道 厚沢部町のダム付近に墜落か
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北海道南部の檜山広域行政組合消防本部に北海道庁の危機対策課から入った連絡によりますと、レーダーから機影が消えたという情報がある陸上自衛隊の連絡偵察機と見られる飛行機が、北海道南部の厚沢部町にある「鶉(うずら)ダム」付近に墜落した可能性があるということです。
陸上自衛隊丘珠駐屯地によりますと、レーダーから機影が消えた航空機は救急患者を搬送するために丘珠空港を出発して、函館空港へ向かう途中だったということです。

LR2連絡偵察機は、陸上自衛隊が運用する全長14メートルのプロペラ機で、定員はパイロットを含め合わせて10人となっています。機内には救急患者を輸送するためのストレッチャーなどが搭載され、救急患者の輸送や、上空からの偵察などで運用されています。

厚沢部町 現地に職員を派遣

北海道南部の厚沢部町は、陸上自衛隊の連絡偵察機が町内の「鶉ダム」付近に墜落した可能性があるという情報が、消防などから入ったことを受けて状況を確認するため、職員2人を現地に派遣しました。

また、ダムを管理する厚沢部土地改良区によりますと、ダムには監視カメラが設置されていて、分析を進めています。

消防本部に自衛隊から協力要請

北海道南部の檜山広域行政組合消防本部によりますと、連絡が取れなくなっている連絡偵察機について、午後2時20分ごろ、陸上自衛隊から厚沢部町の「鶉ダム」付近での捜索に協力してほしいと要請があったということです。消防本部は、地元の消防署と合同で捜索に協力することにしています。