音声アシスタントの将来像か。
カーナビアプリWazeがリリースした新しいアップデートでは、「右折してください」といった音声案内を自分で録音できるようになりました。そうです、皆さんの念願の夢だった「自分の声でナビゲーションしてくれるアプリ」が実現したんです。
...あれこれ念願だったっけ?
と困ってしまいますが、Wazeがサポートしていない言語を母語としているユーザーにとっては朗報です。サポートされていても、言語によっては地域によってなまりがあったりしますから、両親や子どものために自分たちが一番聞きやすい言葉で録音してあげるなんてこともできますね。通勤のドライブがいつも退屈な方は、子どもや奥さん、旦那さんの声でナビゲーションをしてもらうのも楽しいかもしれません。
Lifehackerによれば、「右折してください」といったWazeが交通案内で使う39のフレーズすべて録音しないといけないとのこと。間違っても友人のWazeで「右折してください」を「左折してください」と録音するなんてイタズラはしないようにしましょう。絶対にダメですからね。
言語がサポートされているユーザーたちにとってはそれほど実用的には思えないかもしれないこのアップデートですが、考えてみれば音声アシスタントの声はたしかに人によって好みが別れそうです。もしくは実用性は変わらなくても、子どもや孫の声で案内されたいという人はたくさんいるのではないでしょうか。
どんどんと普及しつつある音声アシスタント・デバイスですが、音声のカスタマイズなんて機能がいずれ追加されるかもしれませんね。そんなことを想像させられるWazeのアップデートです。
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top image: Suhaimi Sulaiman / Shutterstock.com
source: Waze, Lifehacker via The Verge, iTunes
(塚本 紺)