マイミクにRUSEに誘われたのは、トゥーワールド2発売前だった今から2ヶ月ほど前。
それまでPS3フレンドでRUSEをプレイされているのがマイミク1人だけだったので、対戦環境的には厳しいんだろうなと思って二の足を踏んでいましたが、割と気の長い勧誘を受けて、トゥーワールド2攻略を機にRUSE参戦の運びとなりました。


その後、日記で広報活動を通じて製品版のログインを肉眼で確認したマイミクは6人。僕と最初のマイミクを含めると8人。タイミングが合えばシングルでトーナメントとか、タッグで総当たり戦とか、色々出来そうな人数です。


さて今回紹介するゲームはリアルタイムストラテジーというジャンルの『RUSE』です。ジャンル的には海外で勢いがあり、和ゲーの有名どころでは『伝説のオウガバトル』、個人的には面白かったけどスパロボ的には不評だった『スーパーロボット大戦スクランブルコマンダーシリーズ』、無名だけど自ら発掘してプレイしていた『羅刹オルタネイティブ』などがあります。日本ではシミュレーションのジャンルに分類されています。
PS2時のこれらのゲームは『もっさり』という言葉で表現され、特にRTS未経験者にとっては割とネガティブなイメージに取られていたことがあったように感じます。


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↑羅刹オルタネイティブ


従来のターン制シミュレーションは、ターン内での指示した行動の結果が即座に反映されますが、RTSの場合はそれらの指示行動がリアルタイムで進行されます。
例えばターン制の場合、7マスの移動力を持つユニットを7マス先に進行させる指示は即座に反映されますが、RTSの場合、7マスと仮定される距離を移動した結果を得るには、リアルタイムで移動する様を見て待つ必要があります。このリアクションの遅さが『もっさり』という表現に置き換わってくるのでしょう。RTSは行動の結果が出るのが遅い分、ターン制以上に先読みが重要になります。ゲームの進行速度はもっさりしていますが、全てがリアルタイムで進行するため、操作は非常に忙しいです。


新作スパロボやりたいなと思いつつもRUSEを優先してプレイしてしまうのは、経験の差がモロに出そうなゲームのため、他のプレイヤーに対する出遅れ感を意識してしまうからかもしれません。とはいえ、すでにプレイ時間では出遅れた感がありますが。
それでも対戦ばかりでなく、協力プレイの要素も豊富なため、後発での参戦でも割と楽しくプレイできるというのは大きな魅力です。


グラ綺麗、完全日本語吹き替え、豪華声優と、丁寧に移植された感があり、ゲーム以外でのポテンシャルも高い印象を受けました。画面を拡大表示したときの表現の緻密さはシムシティに近いものを感じます。


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使用できる軍は6つ(DL日本除く)。
アメリカ = バランス
ドイツ  = 重量型
イギリス = 航空型
フランス = 陸戦型
イタリア = ウィニー
ソ連   = 陸戦攻撃型


ここからは初心者視点での、実際にプレイした各国の感想を。


とりあえず初っ端はミスターウィニーらしく、イタリアを使ってみました。移動速度と数に優れているらしいです。
EOJでは、行動を単純化して勝ち星を効率よく積み重ねるという意味でウィニーを重宝していましたが、RUSEはリアルタイム進行なので、物量をウリにするイタリアは部隊の管理がなかなか大変です。ウィニーで勝ち星を挙げるには、相手の長所を徹底的に潰し、短期で相手を締め上げる寄せの技術が必要ですが、EOJと違い、RUSEの経験はまだまだ浅いので、これを実践するには技量が不足しています。
自分の性格上イタリア以外ありえないのですが、技量が及ばないので、他の国を使いながら、最終的にイタリアを自分のものにすることが目標になりそうです。


続いて航空型のイギリスを使ってみました。
空軍は地形を無視して行動できるので移動速度が速く、最前線へも素早く到着でき、もっさり感が少ない感じです。
ただ空軍は爆撃した後、補給のために空港に戻ってしまい、その後命令を出さないとサボってしまうので、逐一の指示が面倒だと感じました。陸軍の動きを見ながら、謀略、防衛に気をして、さらに空軍に命令を下す。慣れないうちは手が回りません。


さらに重量級ドイツを使ってみます。イタリアのウィニーとは正反対ですね。
ハイコスト・ハイパワーで、EOJで言うところのリセットみたいなものでしょうか。ハイコストなので支配部隊数が少なめで管理が楽。他の国よりゆったりとプレイできる感じがします。
ただ主力の戦車軍団の移動速度が遅く、ウィニー思考の僕にはストレスが溜まります。


そしてソ連。陸戦攻撃型で歩兵が強いそうです。ユニットの開発費は高いが、その後の生産費が安いとのこと。
これまで戦車や戦闘機など、戦争の花形的ユニットばかり使っていたので、歩兵や偵察車といった小粒なユニットも使って行きたいなと。小回りの利くユニットを使いまわすことが僕の本分なので、意外と自分に合っているのではないかと思いました。共産主義国なので、国としての魅力は皆無ですが。
『ソ連陸軍 ヴェルザール歩兵小隊』なんて名乗りたいですね。いや、名前はどうでもいいんですが、モチベーションを高めるという意味で。