信楽鉄道事故26年、遺族ら冥福祈る 滋賀・甲賀
42人が亡くなった信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車衝突事故から26年を迎えた14日、犠牲者追悼法要が滋賀県甲賀市信楽町黄瀬の事故現場近くの慰霊碑前で営まれた。遺族やSKR、JR西社員ら96人が参列し、犠牲者の冥福を祈るとともに悲劇を繰り返さないことを誓った。
法要では参列者全員が黙とうした後、遺族3組とSKR社長の正木仙治郎・甲賀市副市長、JR西の来島達夫社長らが慰霊碑に花を供えた。読経が流れる中、参列者らは焼香し手を合わせた。
SKRの正木社長は「二度と事故を起こさない取り組みこそがご遺族に報いる唯一の道。地域に貢献できるよう努力を重ねていく」と決意を述べた。JR西の来島社長は「重大な事故を二度と起こしてはならないという決意で、安全最優先の風土を築く」と話した。
■法要、今後も毎年開催
SKRの正木社長は今後の犠牲者追悼法要について「JR西日本とともに今後も毎年開催する」と表明した。
【 2017年05月14日 21時30分 】