どもー、じゆにんです!
今回は本を読んだので書評記事を書いていきます。
今回読んだのは、こちら!
沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?〈SEOのためのライティング教本〉
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 単行本
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ブロガーの間で有名な本ですね。
マンガ形式なので
とても読みやすく、Webライティングにおいてとても重要なことを学べます。ブログにおいても通ずるものがあるので、ブロガー初心者に 超オススメできる本です!
それでは早速、本の概要・あらすじから紹介していきたいと思います。
本の概要・あらすじ
両親を亡くした若女将・宮本サツキが、両親から引き継いで経営している旅館・みやび屋を舞台にしています。
ストーリー形式で、SEOを意識したライティングだけでなく、サイトを作成する際に考慮すべき点やさらなるアクセスアップのための検証法、記事執筆を外注に出す際の注意ポイントなども学べます。
みやび屋のWebサイトはSEO対策が未熟でコンテンツにも魅力がなくて集客につながっておらず、宿の経営もピンチ状態。
そんなところにある目的で訪れた世界最強のWebマーケッター ボーンとそのパートナーのヴェロニカが、Web知識に乏しいサツキとその弟・ムツミにSEOを意識し、人を惹きつけるライティングスキルを教えていく、という形でストーリーが進んでいきます。
ストーリーがおもしろく、600ページを越える本ですがスラスラと読めてしまい、僕は1日で読み切ってしまいました(笑)
とはいえ内容は決して薄くはなく、各チャプターごとに要点がわかりやすくまとめられており、ブロガー初心者が学ぶべき大事なポイントはしっかり網羅していてとても勉強になりました。
(実際、この本を読んでから記事執筆がはかどるようになった気がします!)
まさにWebライティングを学ぶ最初の1冊にすべし!と胸を張っておすすめできる内容でした。
ストーリーだけでなくキャラも魅力的で、シリアスな笑いといいますか、大真面目に笑いを取ってきます。
なんかぱくたそに無料コラボ画像がありました(笑)
沈黙のWebマーケティング|ぱくたそフリー写真素材
主人公ボーンは最強のセキュリティ対策と称して39kgとめちゃくちゃ重いノートパソコンをつかったり、
エモーショナルライティング、マインドマッピング、フィードバックループ、といった様々な必殺技を使いこなしたり、
タイピングで強力な風圧を巻き起こしたりタイプ圧が強すぎてキーボードを壊してしまったりと、色々ツッコミどころが満天です(笑)
(僕もブロガー必殺技を編み出したい)
気になったところをピックアップ!
全体的に学ぶべきポイントが多かったので、一部のみ、特に気になった点をピックアップしていきたいと思います。
アクセスには2種類のアクセス(プル型、プッシュ型)がある。
ユーザーが興味あるコンテンツを求めて能動的にアクセスする「プル型」と、Twitter、Facebookなどを用いて集客し、アクセスしてもらう「プッシュ型」のアクセスがあります。
どちらのアクセスも重要なものとなり、特に立ち上げ初期のブログなどはプッシュ型を重視し、人に集まってもらう、ということも重要ですが、プッシュ型の場合そのコンテンツ内容に興味のないユーザーもアクセスされることになるので、何か広告を貼っていたとしてもクリックしてもらえない可能性が高い、ということですね。
何かASP広告を貼り付けてクリック率・購入率を高めるには必然的にSEOを意識したライティングを心がけ、プル型のアクセスを集める方に注力しなければならない・・・ってことですね。
収益化を目的としている場合はTwitterなどでの集客ばかりに注力しないよう気をつけなければいけないなと思いました。
商品を選んでもらうにはUSPが必要。
ASP広告を貼り付けて選んでもらうには、紹介する商品のUSP(Unique Selling Proposition)、すなわち、他にはない独自の強みを紹介しなければならない、とのことです。
ポイントとしては
- 競合に真似されにくいこと
- 競合と同じステージで闘わずに済むこと
を軸に紹介する強みを見つければいい、とのことですね。
そのためには商品を具体的に紹介できるほどの商品知識が必要となるので、やはり自分が使ったことのある商品を紹介するか、もしくは念入りに調べたうえで紹介する必要があるということですね。
興味のない商品を売るための記事作ったところで心をうつ紹介文は書けないし、熱がこもっていないので売れるわけないですね(笑)
人に文章を読んでもらうには脳の2つの思考を理解する必要がある。
個人的にはこの本で一番勉強になったなーってポイントです。
人に読んでもらうには脳に負担を書けない文章を書く必要があり、人間の脳がどのようなときに負担を感じるのか知っておく必要があるとしています。
そこで、人間脳についての説明としてダニエル・カーネマン著の「ファスト&スロー」を引用し、
人間の脳には「システム1」と「システム2」という二つの思考がある
と紹介してます。
システム1は、
脳への負担を減らすために自動的に高速で動く思考。物事を直感的に理解しやすい思考。
システム2は
複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと動く思考。物事を論理的に理解しようとする思考。
という思考と説明されています。
読者はまずシステム1の思考を通して直感的に読みやすいかどうかふるいにかけ、
システム1の思考をパスすると、今度はシステム2の思考を通して論理的に面白いか、自分にとってタメになるかを評価し、最終的に文章を読むかどうかを判断するもの、と説明しています。
つまり、ぱっと見て長文だったり改行が少なく漢字が多くて読みづらい記事だとこの時点でページを閉じられてしまう可能性があり、この段階をパスしても文章が論理的な構成になっていなかったり、内容が求めていたものでなかったりすると読んでもらえなくなる可能性がある、ということですね。
僕も多くのブログを読ませていただいてますが、結構この説明の通りに読むかどうかの判断してるんですよね・・・!
読まれるための努力もしないといけないなーと思い知らされました。
システム1とシステム2に配慮した具体的な文章の作成のポイントもこの本にて紹介されていますが、この本をぜひ読んでいただきたいので内容については割愛させていただきます。
まとめ!
この本はとても読みやすく、Webライティングスキルを学ぶための最初の本にふさわしい本だなーと感じました。
この本を読みこんでブログ執筆に活かせば、間違いなく人に読まれるための文章力を身につけることができると胸を張って紹介できる良書だと思います。
文うまくかけねええええええ!!!!何を勉強したらいいんだああああああと悩んでいる人に超おすすめです(笑)
沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?〈SEOのためのライティング教本〉
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 単行本
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※2017/4 みやび屋若女将の弟、宮本ムツミが作曲したエンディングテーマ「Eternal Writing」が発売されたようです!普通に名曲で笑うしかない(笑)
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