ライターのじょーです。
ブロガーさんなんかで
「嫌だったらさっさと会社をやめればいいのに」
っていう人いますよね。
「まだ東京で消耗してるの?」なんてフレーズで有名なイケダハヤトさんとか。
僕は彼の意見にどちらかというと賛成です。僕自身こうやってフリーランス(見習かもしれませんが)として、生きていると、周りの人が自らを削りながら働いているようにしか見えなくて。
ただ一方でそういう人を馬鹿に仕切れない気持ちもあります。っていうか僕自身が会社を辞められなくて苦しんでいたからです。「そうは言っても働かなきゃいけないしな」という思いもありました。
「嫌だ」と思いながら4年間会社に勤めました。
一応言っておくと、僕自身4年間会社勤めをしていました。それこそ、嫌だ嫌だと毎日思いながら。
休みでも遅い時間でも鳴る会社の携帯が怖かった。
休日なのに現場の様子を見に行かなければいけないことがありました。
年度末、お客様からのクレームで休業に入っているのにお客様のところに出向いたことがありました。
自分の特性もその要因を作ってはいたし、人よりもそういうトラブルを増やしがちだったので、全てを会社のせいにするつもりはないです。
ですがそういう風土は根付いていたのは事実でしょう。(本筋と外れるので深く言及はしませんが)
まぁ、周りからの評価はさておいて、僕なりに真面目に仕事には向き合ってきたつもりです。
ですが、いつの間にか目標がなくなっていることに気づきました。それなりに苦労して、それでもずっと働き続けるためのビジョンが見えませんでした。
だから、僕は会社を辞めることにしました。いまだからはっきり思うことですが、これは逃げです。
その後僕は散々逃げ回りました。めちゃくちゃカッコ悪かったですし、プライドもズッタズタになりました。もう言い訳もできないほど。
でも逃げてよかったとだけはすごく思っています。
他に選択肢がなかったから会社を辞めた。
僕の場合、会社を辞めたのは「そうしないと生きていけなかった」からです。
会社の中で自分の居場所を確保できませんでした。僕が望んでいたものではありませんでした。
自分なりの努力は身を結ばなかったし、頑張る理由もなくなっていました。
新入社員と大差ない給料で、残業もして、休日出勤もして、そうまでして頑張り続けられる理由がもう見出せなくなっていました。
僕ほどじゃないかもしれないですし、僕以上に過酷な環境で働いている人もいると思います。
なんにしても、嫌な思いを我慢して働き続けるというそのこと自体が僕にとってはものすごいことです。
僕は嫌なことにやる気を出せないし、納得できないことはできないし、周りに気を使うのが苦手でそうせざるを得ない状況になるたびに疲弊していました。
そんなこと大したことじゃない、と思う人もいるかもしれません。まぁそう思っても不思議じゃないでしょう。
でも敢えて言います。
僕からすると「ふざけるな」と声を大にして言いたい。
僕が5年間どれだけ本気でやろうと思ってもできなかったことをあなたはやっているんです。
あなたが当たり前にやっていることをどれだけ必死になっても人並みにできない人がいるんです。
上司やそのほかの人間関係をどうやって当たり障りなく生きていけるのか不思議でしょうがありませんでした。
きれいごとでもなんでもない。そんな当たり前のことをできていて、羨ましくてしょうがない時期もありました。
そういう人もいるってことだけわかってもらえたらなと思います。
本当にあなたが頑張りすぎる価値がある会社なのだろうか?
この質問に肯定できるなら、何にも問題ないと思います。素敵な会社との巡り合わせを大切にしてください。
ですが、それに疑問をもったり、もやもやしているのなら。
ほんの少しだけでもいいから、逃げてみるということを考えてみてはどうでしょうか?
逃げてみて思うのは、自分が思っている以上に我慢することで自分自身を傷つけているということ。
ちょっとピンとこない人はこちらを読んでみてはどうでしょうか?
自殺まで追い込まれていなくても、ちょっときついなくらいに思ったことがある人はものすごく多いはず。
会社を辞めたいわけじゃない人も、読んでみてほしいです。
あなたの価値はあなたが決めていい。
もちろん批判されることもあるだろうし、そううまくいかないこともあるでしょう。
それでもあなたの価値を決められるのはあなたです。
理想論でも妄想でもいい。今の現実とギャップがあってもいい。決めることができたら、行動できます。失敗したら反省してやり直すこともできます。
あなたが会社にいて本当にやりたいことをやれているなら自然とそれに近い行動をとっているんじゃないかなと思います。無理な努力をしないで。
そうできないならそうできる場所を探したほうがいいんじゃない? って思います。
まぁ、考えるのを辞めちゃったほうが楽ですけどね。幸せかどうかは置いといて。
最後の言葉は自分への自戒も込めて。
ではでは!