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大妖怪さんの暇物語 作者:道化師
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残虐にして祝福なる能力










およそ2000年前の事だ



私と曉が出会ったのは



あの頃の私は力に酔っていた





誰もが出来ないと笑った幻想郷も希望が見えてきた






そして九尾の狐を式神にし、能力も完全に使いこ
なし私に勝てる者など神ぐらいと思っていた





東北の方で最強と呼ばれている妖怪がいる



その話を聞いた時私はその妖怪に興味を持った





力でねじ伏せ式神にしたら幻想郷の実現の可能性も上がるだろうと考えた





そして時が経ち、ある森の中にて





「ねぇ貴方私の式神にならない?」




「嫌だ。」



案の定その妖怪からは否定の返事が来る




「そう、、、残念ね。藍殺さないようにね。」



「はい、分かりました。」




________________________________________






どうしてこうなった。




今日はなんとなく人が食べたかったから、適当に森で歩いている女を殺して食べたが



なんだこの女は空中に変な裂け目を作って上半身だけを出して「私の式神にならない?」だと?



反射的に嫌だと言ったら、藍と言う名の九尾の狐が俺に襲い掛かってきた。





式神がなんちゃらとか言ってたから、こいつもあの女の式神か?





まぁいいか。






殺そ。






「私の名は八雲 藍 私の主である八雲紫様の式神です。貴方の名は?」



「日夜 曉だ。一様妖怪」



「そうですか、では、申し訳ない。」



30mはあるであろう距離を一気に詰めて手刀で九尾が襲って来る。








「遅いよ。九尾の狐もう夕暮れだ。」






「ガッ!!!」





俺は体を少しずらして攻撃を避けすれ違い様に九尾の首後ろを手刀で叩く。





そのまま九尾は地面に倒れこみ気絶した様だ




「俺を式神にしてどうするつもりだった?」






「私の夢は、妖怪と人間が共存できる世界を作ることその夢に貴方も協力してくれない?」






「無理だな。」




「そう、、「だが、悪くない。例えそれが幻の夢だったとしても、」




「、、、、、、、、」





「できたらその世界に呼んでくれないか?」




「いいわよ。絶対に呼びに来るからね。」





「じゃあもう帰れ。そこの狐も忘れずにな。」






話し終わるとあの女は消えた。





まぁ殺さなかったがいいだろう。




楽しみが一つ増えた。




「帰るか。もう夕暮れだ。」



キリギリスが何処かで鳴いている。

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