カキタクナッタラ

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出力することを忘れないように何かを書きます

【パワポ】PowerPointの「フリーフォーム」を使って簡単にお絵かきするための手順を紹介します

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ブログで使う画像のほとんどはパワポで作っているでででーさん(@d3_dayo)です!

このブログでは時々PowerPointを主にブログの画像素材を作成する方法として、ちょっとトリッキーに使う方法を紹介していますが、前回書いた記事から少し間隔が開いてしまいましたが、今回もパワポをちょっとトリッキーに使って、誰でも簡単に(もしかしたら簡単じゃないかもしれませんが)パワポでお絵かきするための方法を紹介したいと思います(^^)

※私のブログアイコンもこの手法で作成しています!


これまでに紹介してきたパワポTIPSの記事はこちら!

d3dayo.hateblo.jp
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フリーフォームという機能を使う

今回紹介する手順では、PowerPointの図形描画機能のひとつである「フリーフォーム」を使います。そして、そのフリーフォームを紹介していく前に、まずはおさらいとしてパワポの図形描画について手順を紹介したいと思います。

スライドに図形を挿入する際の手順はリボン(画面上部のメニュー)から「挿入」→「図形」でスライドに挿入したい四角や線といった図形を挿入することができます。

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このように図形を挿入することができます。

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今回の手順で使用する「フリーフォーム」もこの図形描画機能のひとつとなります。選択する手順はリボン(画面上部のメニュー)から「挿入」→「図形」と進んでいき「フリーフォーム: 図形」を選択します。

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「フリーフォーム: 図形」の使い方

今回お絵描きする際に使用する「フリーフォーム: 図形」の使い方を紹介していきます。

「フリーフォーム: 図形」を「図形」から選択したらスライドの線を描きたい箇所で左クリックを1回します。あとはクリックをせずにマウスを動かしていけば直線を描画することができます(Ctrlキーを押しながらマウスを動かすと真っ直ぐな線になります)
(サンプル画像では見やすくなるようにデフォルトの線の太さや色を変更しています)

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線の方向を変えたい時(線を曲げたい時)は左クリックを入れると、その地点が「曲点」となり、下図のように線の方向を変えることができるようになります。

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例えば、以下のような図形をフリーフォームで描画する際はこのようにクリックを入れて線の角度を変えていきます。

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フリーフォームを使ってお絵かきをしよう

今回はこのフリーフォームを使ってスライド上でアイコンを描いてみようと思います。ただ、何もないスライド上にアイコンを描くというのはけっこう難しい作業だと思いますので、今回は以下のように手書きしたイラストをスライドに挿入した上で、その絵をなぞりながらお絵かきをしていこうと思います。なぞるために使う元の画像はリボン(画面上部のメニュー)から「挿入」→「画像」からスライドに挿入します。

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作業がしやすくなるように右下のスライダーからスライドの表示を拡大しておくと良いと思います。

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では、さっそくフリーフォームで元画をなぞりながらアイコンを作成していきます。まずは髪型の部分からこのようにフリーフォームを使ってなぞっていきます。線の色は元画と被って見づらくならないように、一時的に赤い線に変えています。

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フリーフォームでなぞって完成した図形は2枚目のスライドにコピペしておきます。

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続いて、別の箇所をフリーフォームでなぞっていき図形を作成していきます。

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新たになぞって作成した図形も最初の図形と同様に2枚目のスライドに貼り付けておきます。

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そして、2枚目のスライドに貼り付けた図形は、このように「塗りつぶし色」と「線の色」を元画に近づく色に変更しておきます。

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図形の色変更は、色を変えたい図形を選択した状態でリボン(画面上部のメニュー)から「書式」→「図形の塗りつぶし」or「図形の枠線」を選択して色を変更します。

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さて、描いた図形を次々と2枚目のスライドに貼り付けていくと、図形の重なりの順番がおかしくなり、元画とは違う感じになってしまいます。そこで図形の重なりの順番を2枚目のスライドに貼り付けるたびに調整していく必要があります。

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調整するには、重なりの順番を調整したい図形を選択した状態で右クリックをして、表示されたメニューから「最前面へ移動」or「最背面へ移動」を選択して、さらに「最前面へ移動」or「最背面へ移動」を選びます。すると、図形の重なりの順番が変わります。※選択している図形を一番表面に表示したい時は「最前面」を選び、一番奥に表示したい時は「最背面」を選びます。

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すると、このように元画と同じ配置になり、図形の重ね合わせに違和感がない状態になります。

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さて、後は上記の作業部位ごとにフリーフォームでなぞる→図形が完成したら2枚目のスライドに貼り付ける→図形の色を変更する→重なりの順番を変更するを繰り返していきます。

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そして、この作業を繰り返していくと、このように元画と同じアイコンがフリーフォームの図形の組み合わせで出来上がります。

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描画した図形の重なりをひとつの画像として保存する

さてさて、これが最後の仕上げになります。上記の作業を繰り返していくと、図形の重なりがこのように1つのアイコンを形成します。

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(足がないよぉ~)

ただ、このアイコンはこのままでは個々の図形の集合体なので、画像として使うことはできません。

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そこで、各図形をスライド上で全選択して1つの画像にして保存する作業が必要にあります。

そのためには、まずスライド上の何もオブジェクトがないところでクリックをしてから「Ctrl+A」を押して図形を全選択します。するとこのようにスライド内に挿入した全ての図形が選択されます。

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あとはこの状態で右クリックをして、メニューから「図として保存」を選択します。

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図(png形式で保存するのがいいです)として保存すればアイコン画像の完成です。

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そして、これが今回の作業で完成したパワポのフリーフォームで作ったアイコン画像です!(足がないよぉ~w)

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おわりに

今回はパワポをちょっとトリッキーに使ってアイコンを作成する手順を紹介しました(アイコンだけじゃなくてイラスト全般に使うことができる手法です)まあ、ペンタブレットとイラストレーターとかでササッとイラスト描ける人にとっては、手間でしかない手順だと思いますが…(^_^;)

たとえそういった絵心がなくても、今回の方法を使えば元画に近いイラスト画像を誰でも簡単に作ることができるので(むしろ今回のような手描きイラストを元画として使う場合は、そのイラストを描くほうが大変かもしれないですねΣ(´∀`;))

何かPCで絵を描いてみたいけれど、お絵かきソフトを使うのは苦手だという方にはオススメできる手順なのかなと思いますლ(´ڡ`ლ)


これまでに紹介してきたパワポTIPSの記事はこちら!

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