長女が、まだ2~3歳だった頃、何度も何度も読んだ絵本の中の一冊に、「わにわに」のシリーズがあります。
小風さち 作
山口マオ 絵
福音館書店 発行
初めて見た時は、何だかちょっと不気味で怖い感じがしましたが、読んでみると、とても面白く、おじさん風のわにわにに大変、魅了されました(*^^*)
版画風の絵が、また短い文章と合っていて、わにわにの魅力を、より引き出させている作品だと思います。
今回は、そんな「わにわに」のシリーズについて紹介いたします。
《わにわにの誕生》
ある日、「伊豆のバナナワニ園でワニの引っ越しがありました」というニュースを目にしたという、作者の小風さちさん。
そこで間近に見たワニに感動し、『わにわにのおふろ』が生まれましたそうです。
この「わにわに」に命を吹き込んだのは、山口マオさんによる木版画。
力強い線は、大胆でパワフルな「わにわに」にぴったりですよね(^^)v
お二人は本物のワニを何度も見に行きながら、「わにわに」シリーズに取り組まれたそうです。
《わにわにって、どんなワニ?》
ぎょろりとした目に立派な歯。
とてもインパクトのある「わにわに」。
見た目はちょっと不気味だけど、そんな容姿とは裏腹に、とってもお茶目なところが可愛いです。
シャワーをマイクに「うり うり」と歌ったり、フライパンで鶏肉を焼いて「がふっ がふっ」と、かじりついたり、野性感たっぷり!
しかし人間と同じように、庶民的でマイペースな生活を満喫しています。
《わにわにシリーズの紹介》
わにわにシリーズは、2004年に発売の「わにわにのおふろ」を筆頭に、現在は5作品あります。
『わにわにのおふろ』
(あらすじ)
ワニのわにわには、お風呂が大好き。
お風呂場にやってきて、「きゅるり きゅるり」と蛇口をひねってお湯を入れ、お気に入りのロボットのおもちゃを浮かべて遊びます。
石鹸のあぶくを飛ばした後は、シャワーをマイクして、「うり うり うり オーイェー」と歌もうたいます。
お風呂から出ると、「ぐにっ ぐにっ ぐなっ」と、ちゃんとタオルで体を拭きます。
(おだっちの感想)
長女に初めて、わにわにを読み聞かせたのが、この作品でした。
お風呂でシャワーをマイクにして、歌をうたうシーンは、何度読んでも笑えますね。
お風呂上がりに、オレンジジュースを飲んでいるところが、とっても可愛いです(*^^*)
中身は、こんな感じです。
こちらから、購入できます。
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わにわにのおふろ (福音館の幼児絵本*幼児絵本シリーズ) [ 小風さち ]
『わにわにのごちそう』
(あらすじ)
お腹を空かせた、ワニのわにわにが台所にやってきます。
冷蔵庫を開けると、そこには美味しそうな肉!
わにわには、エプロンをして肉をフライパンでジュージュー焼き、綺麗にお皿に盛りつけます。
「がふっ がふっ がふっ むちゃ むちゃ むちゃ」と豪快に食べて飲み込みます。
お腹がいっぱいになると、どさりと床に降り、外に出て行き日向ぼっこをします。
ああ、幸せなわにわに。
(おだっちの感想)
お肉を焼くときに、ちゃんとエプロンをつけるところが面白い(*≧∀≦*)
お肉は、あっという間に完食したけれど、野菜が残ってるよ~。
ちゃんと野菜も食べようね。
でも、そんなところが野性的。
中身は、こんな感じです。
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わにわにのごちそう (福音館の幼児絵本*幼児絵本シリーズ) [ 小風さち ]
『わにわにのおでかけ』
(あらすじ)
ある夏の夜、ワニのわにわには、なかなか眠れません。
窓を開けると、家の外をぞろぞろと歩く、たくさんの足音が聞こえます。
好奇心を抑えられない、わにわには外へ出て、みんなの後を「ずりずり づづづ」とついていきます。
たいこ橋を渡ると…
何と、そこは大賑わいの縁日ではありませんか!
美味しそうな綿あめ屋さん、お面屋さんなどをのぞいて、金魚屋さんで金魚すくいをします。
ヨーヨーを買って、最後に「どーん!どどーん!」と鳴る大きな花火を見て、ゆっくりと家に帰ります。
わにわにはすっかり眠たくなりました…
(おだっちの感想)
金魚すくいをするシーンで、「おいで、かわいい きんぎょちゃん」とニヤニヤしている、わにわにが、ワニという肉食系の強い存在と、子供のように楽しんでいるギャップが、とても笑えました。
蒸し暑い真夏の夜を、楽しく過ごして大満足な、わにわに。
どんな夢を見ているのかな…
中身は、こんな感じです。
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『わにわにのおおけが』
(あらすじ)
ある日、紙や糊、ハサミが散乱した部屋で、わにわにが工作を始めます。
ダンボールを、切って折って貼って…。
その時、ハサミで指の先を、ほんの少し切ってしまいました。
「うおぉ!」わにわには慌てて薬を塗り、包帯をぐるぐる巻きます。
「だいじょうぶかな?」もっともっと巻きます。
ぐるぐるぐるぐるぐる。
「よーしよし」見事な包帯姿に満足して、わにわには、また工作にとりかかります。
切って貼って塗って、塗って塗って塗って…。
さて、わにわにが作ったものは何だったでしょう?!
(おだっちの感想)
ほんのちょっとの血が出たくらいで、大袈裟に驚く、わにわに。
ワニの強いイメージが台無し?
でも、そこが、わにわにの面白いところです(^^)v
包帯を巻くシーンでは、ページをめくる度に、どんどん大きくなっていくのが笑えます。
中身は、こんな感じです。
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わにわにのおおけが (福音館の幼児絵本*幼児絵本シリーズ) [ 小風さち ]
『わにわにと あかわに』
(あらすじ)
家の中は静かです。
居眠りしていた、わにわには目を覚ますと「ずるずりずるずり」と廊下を歩きます。
すると、「クィ…」となく声が聞こえました。
現れたのは小さな赤いわに。
わにわにが台所へ行くと、あかわにも「カシャ カシャ」と後をついてきます。
あかわににもプリンをあげたあと、また、わにわにの後をついて、あかわにもお風呂へ行きます。
水をためて一緒にもぐり、お風呂から上がって並んで体を拭いたあとは、縁側で日向ぼっこをします。
(おだっちの感想)
いつも一人で、自由気ままに生活している、わにわにですが、やっぱり一人は淋しかったのかな。
あかわにという友達が出来て、一緒に遊んだりして楽しそう(*^^*)
よかったね、わにわに!
中身は、こんな感じです。
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《わにわにのグッズ》
大人気の「わにわに」がかるたになりました!
絵本でおなじみの名場面、思わず口ずさみたくなる名フレーズの他に、わにわにの日常にありそうな光景が、リズミカルでユーモアあふれる楽しい言葉と、新たに描き下ろした絵札も含まれる素朴で温かみのある絵で描かれています。
絵本とはまた違う、わにわにの世界をさらに、お楽しみください。
わにわにの絵本が大好き!というお子さんも、絵本と一緒に楽しめそうですね(*^^*)
新たに書き降ろされた、わにわにの絵、気になりますね~!
中身は、こんな感じです。
《絵本原画展 わにわにの館》
広島県にある、「はつかいち美術ギャラリー」では今月の28日まで、『山口マオ絵本原画展 わにわにの館』が開催されています。
会場には原画約120点が展示されています。
絵本を見たり、「わにわに」のかるたで遊べたりするコーナーもあるそうですよ(^-^)v
お近くの方は、ぜひ行ってみて下さいね!
まだ間に合いますよ~。
詳細は、こちらです。
↓ ↓ ↓
http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/gallery/2017/03/post-43.html
チケットの購入は、こちらから、どうぞ。
- チケットぴあ
http://md-ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1708036&rlsCd=001&lotRlsCd=
http://l-tike.com/order/?gLcode=63031&gPfKey=20170214000000122219&gEntryMthd=01&gScheduleNo=1&gCarrierCd=22,20,21,23&gPfName=山口マオ絵本原画展 わにわにの館&gBaseVenueCd=65347
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