第2回 ブログの教科書の内容を紹介
著者 染谷昌利
出版社 株式会社 ソーテック社
分類 実用書 ビジネス書
初心者ブロガーの私がブログ運営に必要だと思った内容
勢いでブログをはじめてしまったものの、右も左も分からない私はアナログな「教科書を読んで勉強する」方法でブログを勉強していくことにしました。
ブログ運営で必要と思った知識は次の内容です。
・ブログサービスの種類
・記事の書き方
・レイアウトの基本
・SNSの活用
・Googleアナリティクスの活用
・アフェリエイトとGoogleAdSenseの活用
そこで教科書になりそうな本を検索や書店で探して読み比べた中で、今回紹介します『世界一やさしいブログの教科書1年生』を見つけました。
概要を知りたい方は第1回の記事も読んでみてください↓
www.yu-hanami.com
世界一やさしいブログの教科書1年生を教科書にする理由?
成功したブロガーの先人染谷昌利さん
著書の染谷昌利さんは、現在はブログ運営のノウハウを活かしてブログ運営やアフェリエイトに関する書籍の執筆、コンサルティング業や講演会で活躍されるプロブロガーの先人でもあります。
経歴や、ブログで成功するまでの道のりや成功後の生活も公開されているため染谷昌利さんの書かれた本にも信頼性があることが確かです。
染谷昌利さんの公式ブログです↓
染谷昌利公式ブログ | インターネットを駆使した情報発信術を軸に、アイドルや筋肉や出版やマーケティングや地方創生やブログ運営論について書いてます。
信頼性がある3つの理由
①著書がブログ運営の専門家
②著書の経歴が明らか
③著書の実際の経験がある
説得力を決める2つの理由
前回の記事でもお話しましたが、私は本に説得力があるかは次の2つで判断しています。
①実際のブログ運営のデータや経験で裏付けされている
②著書自身のデータの他にも16人の有名ブロガーさんのブログを比較はしている
実用的な構成
『世界一やさしいブログの教科書1年生』は必要な情報を広く書かれていて、まさに教科書にピッタリな内容です。
タイトルが教科書となっているためかユニークな見出しなっていました。
・ホームルーム〜ブログってこんなに楽しい
・1時限目〜ブログの運営と基礎を学ぼう
・2時限目〜先輩ブロガーの成功パターンを学ぼう
・3時限目〜人気記事の書き方を学ぼう
・4時限目〜ブログで収益を上げる方法
・5時限目〜最強のブロガーになる方法
今後自分のブログで使ってみたい記事の書き方の紹介
ブログで取り扱うテーマを決めよう
「そこまで強い目的意識を持っていないのであれば、ひとまず「あなたの得意な分野、あるいはこれから力を入れて学びたい分野を選択する」ことをお勧めします。なぜなら、ブログを運営しはじめてすぐにアクセス数が伸びたり、収益が発生するのは非常に稀だからです。一定期間(最低でも1カ月)は記事を投稿し続けないと変化は生まれません。でも好きな分野であれば、すぐに成果に繋がらなくても記事を書き続けることができるでしょう。まずは「書き続けるという行動が1番大切です」
p28 1時限目 ブログの運営と基礎を学ぼう
私は元々読書が好きなのでここは『読書』と書評を『書くこと』になります。
このブログで取り扱うテーマの項目では、アクセスを集めやすい傾向のジャンルと収益が大きい傾向のジャンルも紹介されています。
アクセスを集めやすい傾向のジャンルは4つにわけられていました。
①トレンドキーワード
例えばiPhoneの新製品の販売や、オリンピックなど注目の集まる話題がこのジャンルになります。
②シーズンキーワード
このジャンルは海水浴や花火大会など季節に合った話題を発信することで、キーワードの季節にアクセスが集まりやすいとのことです。
③エリアキーワード
エリアは地域になります。
地域に特化した旅行情報や飲食店紹介をすることで、その地域を訪れる方のアクセスを集め人気を生みやすくなるそうです。
④鉄板キーワード
体験記やノウハウ系などは時期を問わず、安定したアクセス数が集まりやすいジャンルになるようです。
そのため、他のブログとの競争も激しく内容の確かな情報を発信する必要があるそうです。
この中では私の『本の紹介』や『読書の豆知識』などは鉄板キーワードに当たるのでしょうか?
確かに他の多くの方のブログでも『本の紹介』は取り上げられているので、しっかりとした確かな情報の記事を書く必要がありますね。
ネタ切れしない考え方を身に付けよう
ブログを運営していくために書き出す3つのこと
①自分の好きなこと(得意なこと)を書き出す
②自分の過去の経験を振り返り、できることを書き出す
③興味の強い事項、学びたいことを書き出す
p35 1時限目 ブログの運営と基礎を学ぼう
この項目は「記事を書いていく」ことの考え方として、非常に大切なことだと感じました。
なぜなら私は、「何も考えていなかった」からです。
そこで、3つのことを書き出してみます。
①ジャンルを問わずに読む読書/物事を調べるてまとめること
②幼い時から本を読んでいた/小説は書くこともしていた/社会人になってから本を読んで勉強できた
③ブログを書いて情報を発信すること/ウェブマーケティングという情報を発信する働き方/記事や物語の書き方
この3つの書き出すことを行ったことで、自然と自分のブログの目的が見えてきたような気がしました。
私の3つの目的
・本を紹介して多くの人に読んでもらう
・読書は役に立って面白いことを知ってもらう
・記事を書くことで「情報を発信すること」を勉強する
漠然とですが、何も考えずに始めたブログの目的がはっきりしてきました。
手法(ネタが尽きたときの)といっても考え方はシンプルで、アウトプットすることがなくなったら新しくインプットしようということです。
p38 1時限目 ブログの運営と基礎を学ぼう
そして万が一ネタが尽きた場合、教科書では本を読んだり勉強会で知識を得ることや観光や食事に行くことでインプットをすることを進めていました。
このインプットでは私のブログで扱う『読書』は少し特をしていると思いました。
なぜなら私が読書をすることが既にインプットになっていたからです。
フロー型記事とストック型記事を使い分ける
フロー型、ストック型どちらのジャンルが優れている劣っているということではなく、2種類の記事をバランスよく公開することで、効率的にアクセスを集めることができます。個人的には、最初のうちはストック型記事を地道に増やしていくほうが、積み上げ型でアクセスが伸びていくのでお勧めしています。
p188 3時限目 人気記事の書き方を学ぼう
記事の書き方についてまとめたので、一気に3時限目に進んでしまいました。
なので内容も少し難しくなっています。
記事にはフロー型記事とストック型記事があるようです。
簡単な図解を使わせていただきますね。
・フロー型記事
フロー型記事はその時のブームになっている話題やトレンドな商品情報、今まさにニュースになっている内容などです。
ここには、例えば夏では海水浴や花火大会などの季節にまつわる話題も含まれます。
・ストック型記事
ストック型記事は逆に流行に関係のない話題になります。
料理のレシピや、グルメ情報や地域の観光情報などは時間が経っても必要な人には必要な情報です。
例えば私の扱う本や読書の話題では、直樹賞受賞作品の紹介はトレンド記事になり、昔からあって長く読まれ続けているビジネス書や実用書の紹介はストック型記事になるのでしょうね。
フロー型記事、ストック型記事にはそれぞれにメリットとデメリットもあります。
・フロー型記事のメリットとデメリット
フロー型記事は更新する時の流行や話題になっているニュースを取り上げている内容になっています。
メリットは元のネタがあるため記事は書きやすく、アクセス数が一気に得られて注目されやすいことです。
逆にデメリットは元のネタの流行が終われば読む人にとって情報は必要なくなること、多くのブログで取り上げられるため競争が激しいこと、流行の情報を常に収集しなければならないことです。
・ストック型記事のメリットとデメリット
ストック型記事は流行に左右されないノウハウや地域情報などを扱っています。
メリットは時間が経っても記事の情報を必要とする読む人がいること、記事を積み上げることで安定したアクセス数を得られること、そして自分の得意なことや好きなことなど流行に左右されない情報のみで記事が書けることです。
逆にデメリットは深い内容や正確な内容を書かなければならないこと、記事の数が少なければ検索エンジンからのアクセス数が少ないこと、取り上げる内容を必要としない人には注目されにくいことになります。
著者の染谷昌利さんによれば、私やこの教科書を必要とする初心者ブロガーの方はストック型記事を積み上げて地道にアクセス数を伸ばしていくほうが良いとのことです。
私の『本当に本が読みたくなる書評ブログ』では直木賞や本屋大賞の発表時期にしかフロー型記事は書けません。
しばらくは、ストック型記事の積み上げになっていきそうですね。
お勧めしたい方
ブログの仕組みを知りたい方
ブログの運営に悩んでいる方
この本はまだ全てを深く読んでいるわけではありません。
2回で紹介してしまうのも、もったいない気がします。
今後の私のブログの活用も含めて、続編を更新していきたいですよ。
最後に著者の染谷昌利さんの言葉で締めくくらせていただきますね。
人間は、自分が認識できる範囲でしか選択できません。自分が経験している、あるいは他者の経験(歴史)を学んでいるから、自分の望む未来の予測ができるのです。視野が広がり、選択肢の幅が広がり、進む方向を選ぶことができるようになれば、自分の意志で生きる時間が増えていきます。結果として人生の自由度が上がるわけです。
染谷昌利 p285 おわりに