2016年06月29日 (水)
本日、29年度前期の「朝ドラ」制作・ヒロイン発表がありました☆彡
本日、平成29年度前期 連続テレビ小説の制作・ヒロイン会見がありました☆彡タイトルは、「ひよっこ」 ヒロインは、有村架純さんです!!
作は、岡田惠和さん。オリジナル作品になります。
まずは、どんな物語なんでしょうか?
1964 年(昭和39 年)秋。東京オリンピックが目前に迫っていたが、谷田部みね子(17)は今ひとつ実感が湧かない。みね子は、茨城県の北西部にある山あいの村で育った。交通の便が悪いため、関東なのに東京は遠い世界のように思える。みね子の家は7人家族。秀才の兄は、この村から初めて大学に進んだ。その学費を稼ぐために、父は東京に出稼ぎに行っている。
高校を卒業したら、農家の仕事を手伝って祖父と母に楽させてあげたい…。そう思っていたみね子の人生は、お正月に父が帰ってこなかったことで一変する。「必ずお父さんを見つけます。仕送りもします。だから東京に行かせてください」2人の幼なじみと一緒に集団就職で上京したみね子は、下町の町工場で働き始める。初めて見る東京は、想像をはるかに超えた大都会で戸惑うことばかり。低賃金に長時間労働。“ 金の卵” を待ち受けていた現実も厳しいものだった。仕事を終えてから父を捜す日々に時々くじけそうになるが、東北各地から上京してきた寮の仲間たちや舎監さんが心の支えとなっていく。
しかし、オリンピック後の不況のあおりを受けて会社は倒産。工場は閉鎖されてしまう。行くあてのないみね子を拾ってくれたのは、かつて帰省した父から「美味しい」と土産話を聞かされていた洋食屋だった。店での給仕や出前、仕込みの手伝いがみね子の仕事になった。女将とその息子の料理長、そしてコックたち。皆、人使いは荒いが情にもろく、家族のような存在になっていく。個性的な常連客や商店街の人々、友人や仲間たちとの泣き笑いの日々の中で、みね子はさまざまな出会いと別れを経験しながら試練を乗り越え、見知らぬ町だった東京にしっかりと根を張っていく。果たして、父は見つかるのか…?
ヒロイン・谷田部みね子役を演じる有村架純さんのコメントです。
3年前「あまちゃん」という作品で朝ドラに初めて出させていただいた時に、このような会見の場に来させていただいたんですけれども、またその時とはもう180度違う気持ちでこの場に立っています。
朝のヒロインというのは本当に皆様に元気を与えられる存在だと、私も思っているのですが、今回私が演じさせていただく役で、私が参加させていただく作品で皆さんにまた新しい風をふかせていけたらいいなと思っております。
まだ役のことや作品のことについては深くまではちょっと私も知らないところはあるので、これからいろいろ考えていきたいなと思っているのですが、大家族の農家で大自然で育った、みね子という女の子をのびのびと楽しく最後まで演じられたらいいなと思います。
続いて、岡田惠和さんのコメントです。
三度目の朝ドラに挑戦させていただきます。それくらい好きなのだと思います。月曜から土曜まで毎朝放送され、登場人物たちの人生を長い時間かけて描くことの出来るドラマはなかなかありません。
あれだけ大変な思いをしたはずなのに、またどうしても書いてみたくなる。私にとってはそんな魅力のある仕事です。朝ドラ
があって良かった。NHKさんありがとうという気持ちで一杯です。
今回は三つの思いを胸に、長い構想準備とディスカッションを経て、執筆に入らせていただいております。
一つは、自分が幼少期を生きた時代を描くということ。描かれるのは東京オリンピックの年からの数年間です。このころ
の昭和は「あのころの日本は良かった」「活気があった」「夢があった」「未来を信じていた」「人が優しかった、情があった」
などと、古き良き日本としてイメージされることが多いです。
個人的にも郷愁はあります。でも昔は良かったと嘆いていても前に進めない。私達は今を生きるしかないので。それにど
んな時代にも今と同じように光と同時に影もある。そこにも目を逸らさずに、新しい日本がスタートして、まだ「ひよっこ」だっ
た時代を懸命に生きた人の人生を観ることで、今を生きるためのヒントになれたら、そう思っております。
二つ目は、茨城への思い。なかなかその魅力が全国に伝わっていない気がする茨城県。東京から見ると東北より近いからか、
さほど故郷として思い浮かぶイメージではなく、かと言ってすぐ近くなわけでもないので、意外と知られていない。
もったいないです。日本の故郷の原風景がそこにはあるのに。そんな茨城の方に喜んでいただいたり、全国の方に知らな
かった茨城の魅力に気づいていただくのも朝ドラの大きな使命だと思っています。
そして、三つ目はなんと言ってもヒロイン。有村架純さんとはデビュー当時から何度か仕事をさせていただいてきて成長
を見てきました。そして朝ドラをやるべき人だと強く思っていました。朝ドラのヒロインをやってほしい。そしてその朝ドラ
は絶対私が書きたい。そう強く熱望して願いがかないました。今、とても幸せです。
テレビドラマの魅力が全部詰まった朝ドラを目指します。元気になって、ワクワクしたり、思い切り笑えて、そして泣けて。
登場人物たちすべてを愛おしく思っていただけるドラマをお届けできるよう、全力で頑張ります。よろしくお願いいたします。
放送は、来年4月3日(月)から、9月30日(土)まで、全156回の予定です。お楽しみに!!