「貸株(サービス)とは?」
貸株とは、簡単に言いますと、自分が所有している「株」を証券会社に貸して、「金利」を得ることです。
この「金利」ですが、ほとんど銘柄で、0.1~1%程度となっています。
銀行の預金利息よりは高いですが、株式投資のリターンとしては、あまり魅力的ではないでしょうかね?!
なお、貸株の金利は、証券会社が設定しますので、証券会社によって異なります。
「貸株金利が高い銘柄もある?!」
なかには、貸株の金利が10~20%という高い金利が設定されている銘柄もあります。
次の表は、2017年5月1日現在のSBI証券と楽天証券での15%以上の高い貸株金利銘柄の一覧になります。
・SBI証券:15%以上の「貸株金利」適用中の銘柄一覧
銘柄 コード |
銘柄名 |
変更前 |
|
変更後 (2017/5/1~) |
3810 |
サイバーステップ |
0.1% |
15.0% |
|
4597 |
ソレイジア・ファーマ |
3.0% |
15.0% |
|
6836 |
ぷらっとホーム |
1.0% |
20.0% |
|
9325 |
ファイズ |
0.1% |
20.0% |
・楽天証券:15%以上の「貸株金利」適用中の銘柄一覧
銘柄コード |
銘柄名 |
2017/5/1~ |
3810 |
サイバーステップ |
15.0% |
4597 |
ソレイジア・ファーマ |
15.0% |
3914 |
JIG-SAW |
15.0% |
6836 |
ぷらっとホーム |
20.0% |
9325 |
ファイズ |
20.0% |
見比べてみると、銘柄・金利ともに、似ていますが、じゃっかんの違いがありますね。
「貸株金利サービスの金利の注意点?!」
注意しなければいけないのは、金利は常時変更される可能性があるという点です。
極端な例でスト、先月20%だったのが今月は1%になる!!
というケースもありようです。
高金利を基準として長期での運用計画を立てるのには適さないですね。。。。
「貸株(サービス)のメカニズムは?」
どうして貸株金利が高いのか?
素朴な疑問ですね。。。
株を信用取引で売る(空売り)ために、証券会社から株を借りたい人がいます。
借りると借りている期間だけレンタル料金・手数料(金利)が発生します。
そのレンタル料金・手数料が株を貸している人に入るということになります。
ということは・・・
つまり。。。
そうなんです!!
貸株金利が高い銘柄→空売りしたい人が多い銘柄→株価が下落している・下落しそうな銘柄
ということになりますね。。。
「貸株サービスを利用できる証券会社5社」
現在、貸株サービスが利用できる証券会社は、次の5社となっています。
①SBI証券
②マネックス証券
③カブドットコム証券
④楽天証券
⑤松井証券
貸株金利や銘柄については各証券会社によって異なります。
貸株金利は、どの証券会社でも最低0.1%以上としています。
「まとめ」
・貸株サービスとは、自分が所有している株を貸すことで金利がもらえる制度
・年15%以上の高金利銘柄もある
・高金利銘柄は、株価下落リスクがあるので要注意