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【政治】

「共謀罪NO!」 55万3000人の署名提出

「共謀罪」の廃案を求める集会では、反対署名数が示された段ボールが積み上げられた=12日、東京・永田町で(木口慎子撮影)

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 「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案に反対する市民らが十二日、東京・永田町の衆院第二議員会館周辺で抗議集会を開き、共謀罪創設反対を求める約五十五万三千人分の署名を民進、共産、社民などの野党国会議員に渡した。

 署名は安倍晋三首相、衆参両院議長宛てで「市民の思想、良心の自由の抑圧につながる重大な問題。名を『テロ等準備罪』に変えても、相談したことを罪に問う根本に変更はなく、過去三回廃案になった共謀罪そのものだ」としている。

 共謀罪に反対する市民や法律家、労組関係者らでつくる市民団体「共謀罪NO!実行委員会」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が呼び掛け、三月から全国の街頭やインターネット上で集めた。

 今後集まった分も順次提出する。

 抗議集会で、日本体育大の清水雅彦教授(憲法)は「共謀罪ができると、市民団体や労働組合が弾圧されるのではないかという萎縮効果が生まれる。表現の自由にとって危機的な状況になる」とマイクで訴えた。

 

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