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【社会】

子「自分は負けず嫌い」 意識調査で親と差

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 子どもは大人が思うより頑張り屋? 博報財団こども研究所は小中学生の子ども、保護者、教員の三者を対象に意識調査を実施、70%前後の子どもが「負けず嫌い」「最後まで諦めない」と自己評価したのに対し、保護者や教員による評価は低かったとする結果を公表した。調査は昨年十一〜十二月、小中学校の一学年当たり男女各百人の子ども(計千八百人)と、その保護者千八百人、小中学校の教員千人を対象にインターネットで実施した。

 「負けず嫌い」が今の自分に当てはまると答えた子どもは73・1%だったのに対し、保護者の評価は66・6%、教員の評価は49・4%。「最後まで諦めない」も子ども68・4%に対し、保護者54・9%、教員47・7%で、大人の評価は子どもの自己評価より6・5〜23・7ポイント低かった。

 逆に「かわいい」は子ども21・2%に対し、保護者82・9%、教員59・0%、「才能がある」は子ども36・3%に対し、保護者69・2%、教員46・1%と、子どもの自己評価より大人の評価が9・8〜61・7ポイントも高い結果となった。

 同研究所は「子どもは将来の姿に向けて努力しているとの自己評価だが、大人はもっとできると見て、期待値が高くなっているのでは」と分析している。

 

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