高浜原発3号機 原子炉に核燃料入れる作業開始

高浜原発3号機 原子炉に核燃料入れる作業開始
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裁判所が再稼働を認める判断をした福井県にある高浜原子力発電所の3号機について、関西電力は13日正午から原子炉に核燃料を入れる作業を始めました。関西電力は今月再稼働を予定している4号機に続いて、3号機についても来月上旬に再稼働させる方針です。
高浜原発の3号機と4号機については、運転停止を命じた大津地方裁判所の仮処分決定をことし3月、大阪高等裁判所が取り消して再稼働を認め、このうち4号機は、今月17日の再稼働に向けて最終的な点検などが進んでいます。

関西電力は3号機についても13日正午から、原子炉に核燃料を入れる作業を始めました。

3号機ではクレーンを使って燃料プールから長さおよそ4.1メートル、幅21センチほどある燃料を取り出し、専用のコンテナに入れて隣の建物の原子炉建屋へ運び入れる作業が行われています。

原子炉にはプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」24体を含む157体の核燃料を入れる計画で、今月16日まで4日間かけて24時間態勢で行うとしています。

その後、検査や原子炉の温度や圧力を高める作業を行い、関西電力は作業が順調に進めば、来月上旬に3号機の原子炉を起動し、再稼働させる方針です。