新卒でそれなりに大きなWEB企業にエンジニア(プログラマー)として入社し数年が経ち、周囲の人や仕事には不満はあまり無いのですが、自分がこのままエンジニアとして働いていて先があるのかという不安がつきまとっています。
そのため、最近は社外の勉強会等にもまた参加するようにし、いろいろと話を聞いているのですが、後で「あ、そういえばあの話も聞けばよかった」と後悔することも多いので、ブログにまとめて網羅できるようにしておきます。話を聞いたところで、私の立場でできることは少なそうな項目も多いですが…。
一言で言うと「エンジニアとして仕事することを長く続けていきたいので、持続するための方法を知りたい」です。
技術の投資先について
最近は自社でもオフショア開発にも力を入れていて、今のところ「発展途上ではあるものの、必要な技術を勉強する意欲は高い」というそれなりの評価がされているようですし、簡単で汎用的な技術であればサクッとクラウドサービスで実装できてしまう時代になってきました。そのためいずれは「社内にエンジニアがいること=コスト高」という判断がされるんじゃないかという危機感を持っています。
また、今の会社では技術的負債を増やさない・解消するというところにフォーカスしており、評価や教育制度も「例えばバックエンドやインフラの負荷を考えない実装をしないように、一部のスキルだけに偏らずに好き嫌いせず食べること」という意識が強いように思います。そこから一歩進んで「この会社やこのドメインならではの特化した技術を生み出す」というところまで詰められているようには感じません。
まず、「会社として時間やお金、人のリソースを投資している技術はあるか」「それはどうやって決まったのか」という部分を知りたいです。 併せて、個人としての技術分野の投資先についても話を広げて聞きたいので。
組織の構造について
技術研究の部署もあり、過去の実績を見る限りでは「新しい技術をいち早く導入し、何に使えるのか見極める」という部分はうまくいっているものの、事業ドメインで汎用的に使える検索やレコメンドの技術は、なかなかサービス側に導入できていないようです。
例えば、この間会った方は「基本的にはサービスに応用して数字を上げるところまで目標に置いている」「技術の横展開で新規事業をサポートするような研究開発を行っている」という話をされていました。そういえば、その会社は別ドメインにサービスを広げることで拡大してきたように思います。
私は今、データマイニングに近い仕事をしているので、分析組織の編成とかインセンティブのもたせ方について話を聞きたいです。
www.slideshare.net
例えば、最近部署でGoogleの20%ルールのような新しい技術を試す時間を持たせてもらっているのですが、目の前の業務に余裕があるわけではないので、インセンティブ(業務をこなさないと会社からの評価は悪くなるので)や相対的な意欲が低く後回しにしてしまっています。
かといって、例えば「サイト側に実装するまできっちりやれ」と目標を置くことは、逆に研究部署の負担が大きくなってしまうことも考えられます。バランスの取り方(例えば研究部署と応用部署を別に置くとか)をどう行っているのか知りたいです。
評価について
会社の設立からそれなりに長く、緩やかな年功序列が出来てしまっているように思います。そして給与の上下する(できる)タイミングが少ないため、例えば新卒で入ってきた優秀なエンジニアほど、2~3年勤めると、正直他の会社に行くインセンティブが高くなってきます。
- 社内メンバーの評価は公開されているのか/されていないのか
- 評価された結果、昇給・減給の評価はどれくらいの頻度で反映されるのか(上がりづらいけど下がりづらいのか、上がり下がり自体が激しいのか)
- なぜそんな制度設計にしているのか(メリット、デメリットはあるのか)