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東山動植物園の足踏み消毒終了 鳥インフル、ほぼ終息

 鳥インフルエンザの流行がほぼ終息したとして、環境省が監視体制を通常レベルに引き下げたことを受け、名古屋市千種区の東山動植物園は12日、各門での足踏み消毒を終了すると発表した。13日から鳥と触れ合える「バードホール」の展示エリアと通路を仕切るネットを取り外し、森林を再現した「小鳥とリスの森」も再開する。

 正門では、閉園と同時に職員が消毒液を浸した足踏みマットを取り外し「ご協力いただき、ありがとうございました」と書かれた立て看板を設置した。「バードホール」ではインドクジャクなど10種33羽を同じ空間で鑑賞できるようになる。

 一方、鳥インフル対策の防鳥ネットを設置するまで、ベニイロフラミンゴなど4種39羽は、バックヤードにある仮獣舎などでの隔離を続ける。ペンギン舎、エミュー舎に設置した仮設の防鳥ネットも継続する。防鳥ネットの新設は秋以降になる見通し。

 同園では昨年12月6日、コクチョウから簡易検査で陽性反応が出た。最終的にコクチョウや絶滅危惧種のシジュウカラガンなど計4種10羽の感染を確認。消毒作業などのため、昨年12月11日から今年1月12日まで動物園エリアを休園した。

 茶谷公一副園長は「安心して楽しんでもらえる状況になり安心している。防鳥ネットはできるだけ見やすくなるよう工夫したい」と話した。

(中日新聞)

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