広告・インターネット業界、とひとことで言っても、その職種はさまざま。そこで、業界で働くアラサー男女たちに突撃インタビュー! 仕事のこと、家族のこと、自分のことについて、いろいろ聞いちゃう「アラサー業界人のリアル事情Vol.1」がスタートしました。彼らのホンネを通じて、業界で働く人たちのリアルな姿が見えてくるかも!? 初回は、大手広告代理店で働く31歳男性のインタビュー。さあ、さっそく見てみましょう!
年齢/性別 | 31歳/男性 |
名前 | 増田こうじ(仮名) |
会社種別 | 大手広告代理店 |
現在の職種 | 営業職・主任 |
年収 | 700万円 |
転職経験 | あり。広告代理店の営業を2年経験後、今の会社へ(入社7年目) |
英語 | 少し話せる |
資格 | 普通自動車免許、TOEIC730点 |
座右の銘 | 特になし。しいて言えば「トライする」 |
趣味 | 読書 |
家族構成 | 妻と一男(2013年に結婚) |
住まい | 東京都世田谷区に3800万円で中古マンション(2LDK)を購入 |
住宅ローン | 管理費込みで月10万円 |
Q1.今の仕事内容は?
現在は主任で、現場仕事の多くは2人いる部下に任せています。クライアントは3年間ずっと同大手食品メーカーで、広告などの制作物を提案してます。僕の役目は、部下の仕事量を調整したり、クライアントとの細かい折衝などを行うことです。
Q2.どんな時にやりがいを感じる?
自分が得意なこととか、やりたいと思えることをやって、クライアントに喜んでもらえたときです。いい仕事ができた時は目の前で喜んでもらえますし、信頼してもらえると嬉しいですね。
Q3.「もうやってらんねーよ」と思うのは、どんな時?
クライアントに「担当変えるぞ!」と怒鳴られたときですね。僕はまだないですけど、土下座させられてる同僚とかいましたからね。きついっす。あとは、クリエイティブのスタッフと情報共有するんですが、「お前の言った通りにしたのに、全然うまくいかないじゃないか」と文句を言われることもあるんです。もうどっちからも怒られて。しんどいですよ(笑)。
Q4.「俺って業界人だな」と実感するのはどんな時?
CMとか交通広告とか、でっかい広告のクリエティブに触れたときですね。最近は減りましたが、以前はそういうマス媒体の仕事も多くやっていたので、広告業界ならではの醍醐味を感じました。あとは、自分の好きなイベントに協賛を付けて、タダでイベントに行ったりできるので、それは職権ですかね(笑)。でも、タレントとか見たことないですね。
Q5.全体的に見て、今の仕事に満足はしていますか?
かなり満足しています。あくまで仕事は仕事ですし。どれだけ忙しくても生活のリズムが一緒なので、これを急に変えるのは逆に怖いです。転職したいとか、全然思わないですね。僕、趣味があって、土日はやりたいことに没頭してるんですよ。もしそれがなくて、必死になれるものが今の仕事だけだったら、逆に無理ですね。これしかないとか、考えたらこわいです。
Q6.ストレス発散の方法は?
あんまりストレスを溜めこまない性格なので、特にないです。なんかつらいことがあっても、「この仕事をやっていればそういうこともある」「これが普通なんだろう」と割り切って考えます。
Q7.結婚して、仕事に対する考え方って変わった?
妻は僕の仕事にまったく興味がないようで、家で仕事の話をすることはほぼないんですよ。ただ、出張が多いので、妻はちょっと不満を持っているようです。子供が生まれたばかりですしね。家族のことを考えてもコロコロ仕事を変えることはできないですし、土日に好き勝手する自由は今後少しずつ減っていくのかな…と思い始めているところです。
Q8.月のお小遣いは?
3万円です。僕も妻も「仕事で使う服にはお金をかけよう」という考え方なので、服は別で買います。それ以外で3万円。最近だと5万円でジャケットを新調しました。それ以外は、ちょっと服を買うのと、月に10冊程度の本を買うくらいしかお金は使いません。
Q10.広告代理店ってぶっちゃけどう?
みんなが想像しているより、給料は安いです(笑)。もっと貰える会社もありますけどね。平均年収1000万円のとことかありますけど、こんなに違うものかと思いますよ。金額というか、労働時間とか仕事量と見合ってない。あと、派手な仕事やってるとか思われがちだけど、やってないです。芸能人と仕事したこともないです。そんなもんです。ただ、いい意味でまじで変な人が多い。マンション3回買っちゃった人とか、車10回買い換えた人とか。そういう人間模様はめっちゃ面白いですね。