Twitterで反響が大きかったので補足含めてまとめます。



このイチコロ文句が響くのは「お料理を作って食卓に出している」あるいは「食卓にお料理が並ぶようにお金を家庭に入れている」世代ならではかなという印象でした。
特に「お料理を作って食卓に出している」タイプの方は(結構な割合で)ふんぞり返って食べられた経験がおありのようで、
「そうそう!やっぱり作ってもらってばっかりじゃダメだよね」という反応に行き着くことが多かったです。


色々お話を伺うと、プログラミング教育の意味や必要性に対して疑問・不安をお持ちの方ほど、
「うちの子は寝っ転がってLINEするばかり」つまり勉強が苦手/嫌いなお子さんの態度にお悩みであることが多かったです。
親御さんが勉強の意味や必要性を求めるタイプの方なので、
お子さんにもそういった部分を伝えると解決するのではないかなーとは考えていました。

また、「プログラミングは手に職がつきますし、学生のうちからスマホアプリやソフトウェアを作って稼いでいる子もいます。よく『古文や日本史なんて何のために勉強するの〜!』みたいなお子さんいらっしゃいますよね、そういうタイプの子には『プログラミングは勉強すればお金になるぞ!』という方向でアピールするのも良いかもしれませんね」というのもよく使う文句でした。これも反応良かったです。
上記の「勉強の意味や必要性」にガチッとはまる要素として職と金を提示するやり方でした。
あと全てのご家庭がそうでないとは思いますが、私の両親は私が子どもの頃から「何の分野でも良いから一発当てて左うちわで生活させてくれ」と言っていたので、
子どもがスマホアプリやソフトウェア(の作り方を学んで)で一発当てるというのは、自立の喜びと左うちわ生活への入口ということで期待されている側面もあるのかもしれません。

プログラミング教育の教材なので(その場での)対象者は児童生徒学生だったのですが、
教える立場である保護者/先生方も特に難易度については気になさっていました。
また、「自分にもできるだろうか」という意味でも、難易度を尋ねられることは多かったです。
そんな時に「簡単なんですよー取り組みやすいですよー」と単に言ってもあまり信じてもらえませんでした。
そこであみだしたテクニックが以下のとおりです。






これは本当に面白かったです。
男女で「こういう人よりは自分はできるはずだ」「こういう人に負けるのは我慢ならない!」対象が異なっているようでした。

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上記はあくまでビジネス上のトークであり、私個人としてはプログラミング教育は「絶対!」とまでは考えていません。
ただ、経験者が間口を広くしておくことと、興味のある子がすぐに始められる環境は必要だと感じています。
私にとってもそうだったように、プログラミングは自己表現の「最後の砦」だと考えています。
絵も上手くない、文もそこまで、歌や楽器もぱっとせず、運動はまったくダメ、かといって勉強も…というような、自分の舞台を見つけられない人にとって、
努力の積み重ねが 比較的短時間で/簡単に/他人にもわかる形で 出力されるプログラミングは、
自信と希望をもたらしてくれるものです。
そして、自信と希望は大人であれ子どもであれ必要なものです。

一番重要なこと :



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