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どうも田村です。
今回のお悩みご相談は、
「仕事を押し付けられて、上手に断れない男性の悩み」です。
ん~・・・それね。
分かりますよ。
ずる賢い人間に悩まされて、辛いことでしょう。
でも、それって本当に解決したのかな?
それでは、さらに掘り下げて解決提案して参りましょう。
仕事を押し付けられない方法とは?
【相談内容】
私は大人しく口下手なタイプで、
これまで仕事で一緒になった同僚に
面倒な仕事を押し付けられる事がよくありました。
皆さんも、一度は仕事を押し付けられたという経験が
あるかもしれませんが、
それを、うまくかわす方法を教えて欲しいのです。
私はトークがうまい方ではないので、
相手の言葉や命令に、すぐにうまく返せず、
また、良い口実やうまい逃げ方が思い浮かびません。出来れば、角が立たない言い方で、
押し付けられる仕事をかわしたいです。
私は仕事は真面目にしており、仕事が嫌いなわけではありません。
ですが、周りの同僚たちは自分達がラクをしたりサボるために
私を利用しようとするのです。それが許せません。
「コイツは大人しそうだから、押し付けておけばやるだろう」と
思われていると思います。人を選んでいるのも分かります。
一方で、私の弱さが仕事を押し付けられている原因でも
あると反省し、これまで、色々試みてきました。
例えば、理不尽に仕事を押し付けられた時に、
一度か二度はそれに従ったが、何度も自分だけに押し付けてくると分かって、 押し付けられた仕事のみ、せずにいた。
すると、押し付けてきた同僚が、
私が仕事をしないと上司に言いつけ、私は押し付けられる事を
説明し、職場内で言い合いの喧嘩になり事が大きくなりました。
結局、私は間違っていないと上司には分かってもらえたのですが、
それに腹を立てた同僚が、あることないことを社内に言いふらし、
変な噂を立てられた挙句、お局と言われる怖い人を仲間にして、
その人と一緒になって、数々の嫌がらせをされました。
会社に居づらくさせられ、結局、私は退職しました。
他にも、別の職場で
サボりたい同僚が大きな荷物を運ぶのを嫌がり、
私にだけ、色々な理由をつけて重い荷物を持つように言って、
押し付ける事がありました。
「私はあなたより年を取ってるから、
若い体力のある人にお願いね~」
などと言われて。毎回でしたし、
他の私と同い年の同僚には(性格が怖いと思っているからか)
言いません。
こちらの仕事は学生時代のバイトですが、
何と言ってうまくかわせばいいか分からず、
仕事を押し付けられ続け、しんどい思いをして結局やめました。
やめる前に、
「いえいえ、○○さんもお若いですよ」と言ってかわせばいいと
友人に言われましたが、嫌味と取られると思い、やめました。
直接的に「やりたくない」とか「いつも私ばかり持ってます」と
言いたいですが、相手が年齢を武器に言いつけてくるので年上の(年をとっている)人に仕事をやるように言えば、
若いというだけで、私が悪者になってしまいますよね……。(その年上の同僚も、バイトでは私と同期で入り、
時給も同じなのに…)
こんな風にして、気が強い人や
仕事をサボりたいずる賢い人に仕事を押し付けられて
イヤな思いばかりしています。
今後、仕事を押し付けられる場面になった時、
何と言ってかわせばよいか、角が立たないうまい文句や、
はっきり言うにしても、後で仕返しや嫌がらせを受けないように
するにはどう言えば良いか、教えて欲しいのです。
今まで大人しく仕事を押し付けられてきましたが、
はっきり言えば角が立ち、仕返しを受け退職に追い込まれる。
かといって、角が立たないうまいかわし方や逃げ方を、
思いつきません。
皆さんが、どのようにしてかわしているかとい
経験談でも構いません。
どうか、お願いします。
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【ベストアンサー】
私もかつては質問者さんと同じく弱い立場でしたので、
読んでいて気持ちはよく伝わってきました。
しかし、私はかわすとか逃げるとかではなく、
戦う方法を選びました。
どちらかといえば、質問者さんの言葉を借りれば、
>私は押し付けられる事を
説明し、職場内で言い合いの喧嘩になり事が大きくなりました。ということになります。
このためには、自分自身を強くしなければなりません。
しばらくは我慢も必要になりますが、
仕事はやめたくはなかったので、
忍耐力を付ける訓練と思い耐えました。
正しいことは間違っていないという信念のもと、
理不尽さがどこにあるのか考え、これを覆して自分の身を守る
糧としてきました。
さらに、口論になった場合も頭に血が登らないよう冷静さを
失わないようにし、相手に喋らせると、話に論理的な矛盾がある
場合が多いので、そこを突破口にして戦いました。
今では、上司でも他部署でも理不尽なことを言ったら
言い返せるので、安心して仕事もできるようになっています。
抽象過ぎてよくわからなかったかもしれませんが、おそらくこの方法
>角が立たないうまいかわし方や逃げ方を、思いつきません。
これでは、結局一生餌食にされると思います。
まずは自分自身の内面から鍛え上げ、
自分を支える土台をしっかり持つことが大事だと思います。
ちなみに、土台となる知恵は仏教から学びました。
〔引用元:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7626913.html〕
なるほどね。
確かに、自分自身の内面を鍛えて、時には戦うことも大事でしょう。
しかし、誰でも戦えるというわけではありませんよね?
そして、戦うことだけが自分が守る方法ではないように感じますよ。
今回は、断れない人の心理を探りながら、
上手に断る方法をお伝えしたいと思います。
田村の「問題解決提案」
「今日は早く帰ろう」と思っていた時に、
同僚から「今日の残業変わってもらえない?」と、急に頼まれても断れない。
この時、心のどこかに引っ掛かりがありながらも、
上手く断り切れずに、後から後悔してしまったという経験はありませんか?
このような経験が多い人は、心の優しい人が多いようです。
同僚の事情を理解しようとする優しい心が、
断り切れない原因になっているのです。
もちろん、仕事を引き受けること自体、悪いことではありませんが、
そのために自分のしたいことが出来なくなってしまったり、
毎回のように同じことが続けば、ストレスが溜まる一方ですよね。
これは、本人にとっては、余りいいことではありません。
「すみません、今日はちょっと用事があって」
どうして、この一言が言えなくなってしまうのでしょう?
断れなくなってしまう人の心理
自分が誰かに頼み事をした時に、相手に断られるとがっかりしますよね?
人によっては、断られることで腹を立てる人も多いでしょう。
先程、「断れない人は、心の優しい人が多い」とご説明しましたが、
断るのが苦手な人は、この「がっかり」や「怒り」を相手に感じさせたくない
という思いから、自分に負担があったとしても、つい引き受けてしまうのです。
これは、相手にとっては、とても優しい行為と言えますが、
どんどん苦しくなってしまう自分にとっては、優しい行為とは言えません。
このように、自分のことを後回しにして、
相手の望みを叶えてあげる状態を「犠牲」と呼びます。
この犠牲のパターンを持っている時、断りたくても断れなくなってしまいます。
犠牲のパターンを持っている人に多いのが、
「嫌われることへの怖れ」を強く感じているということです。
嫌われることへの怖れから、
「断って嫌われるくらいなら、少々しんどくても嫌でも引き受けよう」と、
断れずに引き受けてしまうようです。
この怖れの感情を処理することが出来ると、
断ることが出来るようになりますし、犠牲のパターンからも抜け出すことが出来ます。
怖れと犠牲のパターンのルーツを探してみる
いつからこの「怖れ」を持ち、いつから「犠牲」をするようになったのか?
このルーツを探してみることは、
怖れの感情や犠牲のパターンから抜け出すのに役に立ちます。
そもそも、どうして断ることが相手に嫌われることになるのかというと、
過去に、自分が誰かに頼み事をした時に、断られてがっかりして傷ついたり、
腹を立て相手のことを嫌ったという経験が元になっています。
例えば、子供の頃に
お父さんに「GWにディズニーランドに行きたい」とおねだりしていたけれど、
「今度のGWは仕事になったから駄目になった」という出来事があったとしましょう。
この時、自分の望みを叶えてもらえなかった子供は、
がっかりして傷つき、連れて行ってくれないお父さんのことが大嫌いになったりします。
そして、自分がお父さんのことを嫌った分だけ、
「お父さんが私をディズニーに連れて行ってくれないのは、
私のことが嫌いだからなんだ」という誤解をしたりもします。
このような誤解から、嫌われる怖れが作り出され、
嫌われないために、自分を後回しにして相手を優先させる
「犠牲のパターン」が作り出されていくのです。
こういった出来事がルーツとなっていた場合、
この時の心の痛みや、相手を嫌ったという経験が現在に影響を及ぼします。
「自分が断られた時に、こんなに傷ついて相手のことを嫌ったのだから、
私が断った時には、相手は自分が傷ついたのと同じように傷つき、
自分が嫌ったのと同じように私のことを嫌うだろう」と、
過去の自分の経験や感情を現在の相手に映すのです。
こうしたルーツになる出来事を探して、
現在の大人になって成熟した自分の目で、もう一度その出来事を見てみましょう。
すると、
「お父さんは自分のことが嫌いだから
ディズニーに連れて行ってくれなかったのではなかったこと」
「大人には、仕事でどうしても休めないという事情があること」
「お父さんは家、族のために仕事を頑張っていたということ」
「大好きな子供の望みを叶えてあげることが出来なかった時のお父さんの心の痛み」
「連れて行ってくれなかったことが、とてもショックだったのでお父さんを
嫌って攻撃してしまったけど、本当は、ただ悲しくて寂しかったということ」
「その時にうまく表現をすることが出来なかったこと」
などのように、子供には見えなかったり、理解できないことだけれど、
成熟した大人には、見えたり理解できることが出てきます。
こうして、そのルーツとなった出来事を、
頭と心で消化していくことで、嫌われることへの怖れから解放されて、
「犠牲のパターン」から抜け出すことにつながってきます。
犠牲のパターンから抜け出すことが出来ると、
他の人と同じくらい自分のことを大切に出来るようになりますので、
自分の気持ちや意志も大切にすることができ、
それを後回しにせずに表現することが出来るようになります。
このように、「怖れ」と「犠牲のルーツ」を探して、
誤解を解いて理解を深めていくことで、
「NO」という自分の意志を大切にして表現することが出来るようになります。
上手に断るには?
嫌われる怖れが小さくなっても、犠牲のパターンから抜け出しても、
それでも断るというのは、あんまり気分のいいものではないよね。
そこで、少しでも楽に断ることができるようになるヒントを
いくつか紹介させていただきます。
まずは、
「引き受けることが、本当に自分と相手のためになるかどうか?」を
チェックしてみるということです。
例えば、仕事で頼まれ事をした時に、断り切れなくて引き受けたものの、
自分の仕事が手一杯で、結局頼まれ事を終わらすことができなかった…
という状況などは、頼んだ人も頼まれた自分も気分が悪いですよね。
もしそこで、
「すみません、今自分の仕事が手一杯なのでこなせそうにありません。
ご迷惑を掛けてしまうといけないので、引き受けられません」
と言うことが出来たら、頼んだ人はどのように思うでしょうか?
おそらく、あなたのことを嫌って攻撃するということはなく、
別の人にその頼み事を持っていくでしょう。
あなたが断ることで、あなたは、こなせない仕事を抱え込むこともなく、
頼んだ人は、確実にこなせる別の人に頼み、それでその仕事が片付けば、
その人は満足するはずです。
このように、断ることが自分のためにも相手のためにもなるということがあります。
断れない優しい人には難しいかも知れませんが、
断ることも優しさ一つだと思うと、少し勇気が持てそうな感じがしませんか?
もう一つは、「断る」の前に、
「一旦相手の気持ちを受け入れる」という、
ワンクッションを入れることで断りやすくなります。
例えば、
休日に家でゆっくり過ごしている時、友達からの急な誘いを断る時に
・誘ってくれてありがとう
・誘ってくれてうれしいよ
・よかったらまた誘ってよ
などのように、誘ってくれた相手の気持ちを受け取るということが、
断る・断られるという衝撃の緩衝材のような役目を果たしてくれます。
これは、好意を感じるだけに、
断れなくなってしまう優しい人には、比較的容易なことではないでしょうか?
断ることと、好意を受け取らないということは全く別のことです。
相手の気持ちを受け取りつつ、断ることが出来るようになると、
自分が頼み事をして断られた時にも、自分の全てを断られて否定されたのではない
ということが理解できるようになります。
このように、「断り上手」になるということは、
同時に「断られ上手」になるということでもあります。
断られても自分を否定されたように感じなかったり、
傷つかなくなるというのは、ひょっとしたら、
断り上手になること以上のメリットかも知れませんね。
「そのメリットを享受するために」という目標もまた、
断る勇気となって、あなたを助けてくれるでしょう。
いかがでしたか?
断れない人の心理と上手な断り方をご紹介させていただきました。
断り方一つで、良くも悪くもなります。
ぜひ、参考にして「断り上手」になってみて下さい。
また、こちらの記事も参考に読んでみて下さい。
以上、田村の「問題解決提案」でした。
少しでも参考になったら、応援お願いします。
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