どうもフロッキーです。
でも苫米地氏の速読術を紹介した。
確かに一日3冊レベルであれば、時間をかければ誰でも可能であることは自分の経験を通じても納得できる。
内容が薄いビジネス書や量が薄い新書を選べば、割と簡単だった。
しかし速読術を身に付けたいと思っている人はそんな内容が薄い知識を得たいのではないと思う。
もっと世界史、哲学、数学などの深い知識を求めているはずだ。
今回はこのような難解な本を初見で読むと
途端に読書スピードが落ちる理由
何が必要なのか
について書きたい。
苫米地氏の幼少期
まず一日3冊は余裕でしょ、としている苫米地氏がどのような幼少期を送っていたのかを書きたい。
家には学術書などの難しい本がたくさんあって、小さい頃から三島由紀夫などの小説の文体を楽しんでいたという。
本が大量に家にあることによって、本を読む環境が整っていたことはよくある話だと思う。
それによって脳の形成が読書によって鍛えたられたと。
しかし児童書などを全く読まずに
いきなり大人の書物を読み漁っていたと聞いた途端になんだがやる気がそがれる。
極めつけは小学校3年生ぐらいの時に、世界の歴史、日本の歴史を読んで人類の歴史に共感を持てたと言っている。
漫画版?いやいや文章の方だ。
世界の歴史、日本の歴史とはとても難しいわけではないがなかなか骨が折れる書物だ。
しかも世界の文庫版では一冊500ページはあり、それが30巻もある。日本の方は26巻。
ページ総数は15000+13000=28000ページ!
この分量を低学年の時に読破しているということを考えても、一般人が気安く速読方法を伝授しているわけではないことが分かる。
一般人が思う読書レベルと苫米地氏が思う読書レベルの乖離は非常に激しい。
理由の1つ目は知識が足りない
では苫米地氏と一般庶民の何が違うというかというと圧倒的な知識量だ。
おそらくこの圧倒的というのは、想像もつかない量だと思う。
小学三年生の時に世界の歴史なら、僕みたいに大学2年の時は何を読んでいたんだと思う。
考えるだけでもぞっとする。
なので初めの疑問に答えるならば、
世界史や哲学に対する知識不足
そのような難解な本を読む訓練不足
が原因で読書スピードが遅くなるといえる。
もう1つは時間が足りない
このように書くと
「やっぱ庶民の俺達には速読なんてできないんだ」
と思われるかもしれないが、僕はそう思わない。
なぜなら知識が貯まることによって、読書スピードは確かに上がる。
これをゲームに例えると、デモンズソウル、ダークソウルをこなしてきた人はブラットボーンを簡単にクリアできるという感じだ。
これなら慣れているから同じジャンルのゲームをクリアできるのは分かると思う。
僕はダークソウルを2周、ダークソウル2を半分クリアしただけだが、
どうしても勝てないボスがいるという初心者の家を訪れた時に、あっさりと初見で倒してしまった。
人間は時間さえかければ誰でもプロになれる。
この原理と同じで同じ分野の本をたくさん読めば知識はストックされるし
読書をするということ自体に慣れが生じるので、読むスピードは上がる。
つまり速読が出来ない人にはいままで費やしてきた読書時間が決定的に足りないのだと思う。
だからまずは速読したいなら
「くそ!このテクニック全然できないじゃないか!」
と技術に頼る前に
毎日、読書に費やす時間を確保するところから始める必要がある。