日銀・黒田総裁「格差問題 グローバル化やめても解決せず」
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G7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するためイタリアを訪れている日銀の黒田総裁は主要な議題となっている格差の是正について、「経済のグローバル化をやめても問題は解決しない」と述べて、自由貿易などによる経済成長が欠かせないという認識を示しました。
今月下旬にイタリアで開かれるG7サミット・主要7か国の首脳会議を前に、日本時間の12日夜から各国の財務相や中央銀行総裁による経済や金融分野の会議が開かれます。
会議に出席するためイタリアを訪れている日銀の黒田総裁は、現地で記者団に対して会議の主要な議題となっている格差の是正について、「放置すると経済的にも社会的にも大きな問題があり、非常に重要な議題だ」と述べました。
そのうえで黒田総裁は、経済のグローバル化が格差の拡大を招き世界的な保護主義の動きにつながっていることについて、「自由貿易は、人々の生活水準を高めてきたので、グローバル化をやめて保護主義に向かっても問題の解決にならない。弱い立場の人への保護を充実させるためにも経済成長は必要だ」と述べ、自由貿易の推進などによる世界経済の成長が欠かせないという認識を示しました。
会議に出席するためイタリアを訪れている日銀の黒田総裁は、現地で記者団に対して会議の主要な議題となっている格差の是正について、「放置すると経済的にも社会的にも大きな問題があり、非常に重要な議題だ」と述べました。
そのうえで黒田総裁は、経済のグローバル化が格差の拡大を招き世界的な保護主義の動きにつながっていることについて、「自由貿易は、人々の生活水準を高めてきたので、グローバル化をやめて保護主義に向かっても問題の解決にならない。弱い立場の人への保護を充実させるためにも経済成長は必要だ」と述べ、自由貿易の推進などによる世界経済の成長が欠かせないという認識を示しました。