ただ1つのシンプルな考え方さえ身に付ければ、バズへの糸口は見出せます。
もし、あなたの書いた1つの記事が、数万PVを稼ぎ出してくれたらなんて良いことでしょうか。にわかには信じられないかもしれませんが、バズを引き起こすことができれば、たった1つの記事だけで数万PVを叩き出すことは夢ではありません。実際に僕も、1記事だけで5万PVものアクセスを集めることができています。
情報洪水と言われるこの時代を生き抜くには、拡散される記事を書かかないことには、まず記事を見てすらもらえません。とはいえ、がむしゃらにバズらせようとしたところで結果は出ないので、たいていの人は「バズを引き起こすためには一定の才能が必要だ。誰にも考えられない独自性が必要だ」と感じてしまうのが実情です。
しかし、私はこういった諦めは間違ってると主張します。なぜなら拡散される記事を書くには「たった1つの考え方」さえ抑えれば結果が出せるからです。実際に僕はこの1つだけの考え方で成果を出せています。あなたが思っているより、実はバズらせること自体は、とてもシンプルなのです。
この記事では、僕が長い時間考え抜いた「秘伝のバズらせ方」をあなたにお伝えします。このノウハウをあなたの書く記事にまで落とし込むことができれば、必ずバズを起こせて、急速にアクセスを集めることができるでしょう。
- シェアの可能性を再認識しよう
- いかに参加してもらえるかが拡散の糸口
- 共感こそ、最強のコンテンツだ
- 1.わかりやすい
- 2.あざとい
- 3.みんなが知ってる「共有知」が鍵
- 最強の共有知「バルス」
- シェアは共感から。共感は相手から
※今回も濃いです。
シェアの可能性を再認識しよう
SNSでリツイートされると、ネズミ算式に自分の発信がたくさんの人に届く
コアの部分に入る前に、少しSNSの可能性についてお伝えしておきます。
情報発信を行っている人の多くは、特にブログ運営者の方はシェアされることの重要性を強く認識していないように感じます。例えば、ツイッターで自分のツイートが10人にRTされて、さらにその先で10回ツイートされるだけで、だいたい約1000人に情報伝わる計算になります(※それぞれにフォロワーが平均100人ついていた場合)
もし勢いに乗って、口コミが止まらない状態になると、情報の伝達範囲は底なしと言えるでしょう。この重要性を認識すれば、次に「どうすれ拡散される記事を書けるのか」という思考へ、おのずと変化していくはずです。
バズはいうほど、至難の技ではない
複数回RTされるだけで、数万もの注目を浴びることができるSNS時代が到来している中で、果たしてどのように情報発信を行っていけばいいのでしょうか。拡散されるとアクセスを集めることができると頭では理解できますが、実際に口コミを巻き起こすような現象まで持っていくのは、至難の技のように感じるはずです。
しかし、バズはいうほど至難の技だということはありません。なぜなら、僕が諦めずに「どうやったらバズを起こせるか?」という問いに対してひたすら考え続けた結果、シンプルな解を見つけたからです。
その解とは何か?
バズを起こすには、配信しようとしている情報に対して「いかにユーザーに参加してもらえそうなのか」を考えて、参加を促せるコンテンツを作れば良いのです。つまり「いかにユーザーに共感してもらえるのか」にフォーカスして構成を練るのです。そうするとユーザーの反応率が急増して、バズを起こすことができるのです。
いかに参加してもらえるかが拡散の糸口
「いかにユーザーに参加してもらう」とは何かを噛み砕いて言うと、あなたの配信する情報に対して、何かコメントを残してもらったり、いいねを押してもらうことです。では、ユーザーにそのようなアクションを促すにはどうすればいいのか。アクションを起こしてもらうには、ユーザーの感情パターンを知ることです。ユーザーの感情パターンは以下のように大きく2つあることを把握しておきましょう。これさえ把握すれば、バズらせるという観点では非常に役に立ちます。
- ユーザーが共感を感じるパターン
- ユーザーが反感を感じるパターン
この2つの感情の両方を捉えることができれば、たった1記事で数万PVを稼ぎ出す記事を書くことも現実的に可能です。ただし、両方の感情を狙ってとることは難しいですし、炎上でのアクセス増はあまり良くないのでオススメしません。
まず、共感をいかに誘うかを考えることこそが、バズへの近道です。
※またしても記事が長くなったので、炎上マーケティングについては次回記事にてお伝えします、スイマセン。次回お楽しみに。
共感こそ、最強のコンテンツだ
正直に言うと、今あなたが見ている僕の記事のような「時間をかけて書いた、度が過ぎるほど濃密な記事」は即時的なPVを稼ぐには向いていません。爆発的にPVは稼ぐには、共感を誘える記事を書くことです。ホントに、たったこれだけです。現に、多くの人に影響を与えているマスメディアでは、大衆に受け入られやすいコンテンツを配信しています。例えば、「日本人の多くは〜だ」みたいな取り上げ方や、「あるあるネタ」をよくテレビでみるのも「共感」を呼ぶための仕掛けにしかすぎないのです。
共感について分かったところで、では一体、私たちが共感されてシェアされるコンテンツを作るにはどのように考えていけばいいのか。たいてい、共感されるコンテンツは以下の3つ要素からできています。つまり、以下の要素を組み込んだコンテンツを用意すればいいのです。
- わかりやすい
- あざとい
- みんな知ってる
この3つをふんだんに盛り込んだコンテンツを用意すれば、バズらせる記事を書くことなんて朝飯前です。ぜひ、頭に叩き込んでおくことを強くオススメします。
1.わかりやすい
できるだけシンプルにシンプルに伝えましょう。
まずは逆に、物事における「わかりにくい」とは、どういった状況を指すかを考えてみましょう。「わかりにくい」の例を言うと「大学の教授の論文」です。大学の教授の論文は価値のある情報ですが、シェアされません。なぜでしょうか。理由は大きく2つあります。
解読するまでに時間がかかる
そもそも、難解すぎて解読できない
このような理由があって、大学教授の書く論文は価値があるにも関わらず、シェアされません。情報の流動性が早い現代において、読み込むまでに時間がかかるコンテンツは勢いよくシェアされませんし、難解すぎると、読了するまでに大半のユーザーはふるいにかけられてしまいます。読了できないことには、感想(ユーザーの参加)も、もちろん貰えません。
こういったこともあり、大学教授の書くような文章はシェアされません。シェアされる文章にするには「多くの人が知らないコトバ」を使用しないことが肝心です。
難しいコトバを使わず、誰でもわかる、小学生で習う表現でも認知できるコトバで文章を構成しましょう。そうするとバズを起こせます。わかりやすいバズの例でイメージをしてもらうと「保育園落ちた日本死ね」です。これがもし、「保育園に我が息子が落選してしまったので、日本に対して呪詛を吐きたい」だと拡散されていなかったはずです。小学生でもわかるコトバ、できるだけわかりやすいコトバを使うことが共感の1つの鍵になります。シンプルイズザベストです
※なお、この記事は少し難解になってきた模様。
2.あざとい
実際には「あざとい記事」がウケます。
あざといとは、相手に寄せまくるということです。極端な例で言うと、猫の写真をアップすることでリツイートやいいねを稼ぐようなイメージです。ブログ記事だと、流行りのものを取り上げることや、みんなが好きな当たり障りのないものを扱うことで、安易に共感を誘うことができます。例えば、昨今の「たっのしー!」を連発することなどです。
僕は発信者側に立っているので、あざとさを前面に出しているPRに対して、冷静な目で見ることができますが、しかし一方で、多くの人はその「あざとさ」を認識することができていません。つまり「あざとさ」に気づける人は少ないのです。現に、多くの広告代理店のPR、マーケティング活動を注意深く見てみると「あざとさ」しか前面に出ていないことに気づきす。しかしながら大衆は、知らずうちに企業に洗脳されています。
逆に捉えると、そうしたプロが作り出す「共感」のための「あざとさ」を真似することができれば、簡単に共感されるクリエイティブが作れます。
ターゲット選定した、「あざとさ」は強い
とはいえ「あざとさ」はある程度、ターゲットの属性を意識しなければ強く刺さりません。例えば、「はてなブックマーク」といったインターネットリテラシーが高い人たちに向けて「あざとさ」を出すには、エンジニア系やweb系の良質な情報っぽさを感じさせるようなキャッチコピーにするなどの工夫が必要です。
ターゲットを選定し、誰に向けての「あざとさ」なのかを明確にしてからコンテンツを作成する方が成果は出やすいです。例えば、オッサンに向けてあざとさを出すのと、女子高生に向けてあざとさを出すのでは、違った形になるはずです。何が言いたいか、それは所構わず「あざとさ」を出すことは逆効果だということです。
いかに「あざとさ」を感じさせずに「あざとさ」を入れ込むか。常にバランス取りながらコンテンツを作っていきましょう。あざとすぎてもダメです。この意識もしっかり持たないと、成果へは繋がりません。考え抜いた上に、最高にクリエイティブな「あざとさ」を打ち出しましょう。
3.みんなが知ってる「共有知」が鍵
最後の3つ目は、共感を呼ぶ上で、一番重要な概念「共有知」についてお伝えします。
共有知とは、一言で言うと「共通の認識を持っている事柄・情報」です。例えば、お茶の間時代の「8時だよ見た?」といった会話で言う「8時だョ!全員集合」のことを指します。テレビで放映された番組という共有知を中心に共通の話題を扱うことで、共感を呼びやすくなります。
こうした共有知を利用すると、コミュニケーションが弾みます。例えば「8時だよ見た見た〜、良かったよね〜」といった風にです。こうして会話が弾む絵は容易にイメージがつきますよね。話のとっかかりと、話に前向きに参加してもらうために共有知を使うことは非常に有効です。
「8時だョ!全員集合」例だと、もしかしたらイメージできない方もいるかもしれないので、現代版最強の「共有知」についてお伝えしておきます。
最強の共有知「バルス」
twitterにおけるバルスを威力をあなたはご存知ですか?
現代版最強の共有知とは、天空の城ラピュタの「バルス」です。
これは、日本国民ならほとんどの人が知っているバルスという共有知を軸に「天空の城ラピュタ、オンエア時」に一斉に「バルス」とツイートするという新しい文化です。加えて、文字どおりtwitterという楽園を「バルス」によって、崩壊させようとする「みんなが知っている”お約束”」でもあります。これは自然に生まれたコミュニケーションデザインだと言えますが、やはり、根本にはこの事例も「みんなが知っているバルス」だからこそ口コミが広がったというのはあります。
現に、今この記事を見ていたあなたも「twitterにおけるバルスの破壊力」を知っているために、この例が響くのです。知らなかった場合、共感を誘うのに失敗していますので、8時だよの例で勘弁してください。
共有知を意識したコンテンツを作るには
一見関係のないような話もしてきましたが、大事なのはあなたが作ろうとしているコンテンツが「共有知」を介しているかということです。
1つ私が考えた「共有知」を間違いなく介して、シェアされる記事を書く方法があります。それはテレビの番組表を見て、リアルタイムで放映されるまでに記事を書いておくことです。そして、番組が終わった瞬間に書いた記事をtwitterにハッシュタグをつけて更新するのです。そうすると、一定数、共感を求めているユーザーに見てもらうことができます。
例えば、ジャニーズ系の番組を見た熱狂的ジャニオタファン達がハッシュダグで検索して所構わず共感を求めている姿が想像つきます。そうした、共感を求めている人に適切なコンテンツを用意するといったイメージです。これは簡単に共感を獲得することができるので、シェアされやすいコンテンツになりうる可能性が大幅に上がります。
これも、共有の知識を介しているからこそ、読み手にとって「入ってきやすい」のです。「入ってきやすい」ということは、言い換えると「わかりやすい」ということです。わかりやすさは、シェアにおいては前述した通り大きなポイントです。保育園落ちた日本死ねの如く簡潔で完結しているからこそバズったのです。
長くなりましたが、共有知の重要性について理解して頂けていれば幸いです。
シェアは共感から。共感は相手から
以上大きく3つの共感を呼ぶ要素(わかりやすさ・あざとさ・みんな知ってる)についてお伝えしましたが、いずれにも共通している本質としては「情報を届けたい相手と発信者である自分との共通認識をどこまで持てるかどうか」です。共通認識が深まれば深まるほど、最高にシェアされる記事に昇華していきます。
繰り返しになりますが、以上の3要素に当てはめ、拡散されるコンテンツ構成していく上では、
- いかに相手のことを思いやる気持ちを持てるか
- いかにターゲットユーザーのことを想像するか
これらが大事になってきます。ユーザーへの想像力を強くしていけば、おのずと「ユーザーが何について知っているのか」「何を知らないのか」といった深層部分まで検討することができます。そうすれば、共有知を入れたり、入れなかったりといった判断をつけることができます。
いかに共感を誘い、参加してもらえるそうなのかを考え抜いた上でコンテンツを作れば、きっとあなたも拡散される記事を書けることでしょう。
今回も長くなりましたが、
何かの参考になっていますと幸いです。
シェアは共感から。共感は相手から