レンタカーで事故を起こした場合はどうなりますか? | かんたん自動車保険ガイド






レンタカーで事故を起こした場合はどうなりますか?


もし、レンタカーを借りている時に事故を起こしてしまったら?

はな さん
レンタカーを借りている時に、もし交通事故を起こしてしまったらどうなりますか?
もしもの時のために知っておきたいです。

あかり さん
そうですよね。
交通事故等のトラブルは何も自家用車を運転している時に限ったことではありません。
レンタカーを借りている時にも起こりえるので、説明していきますね。

レンタカーで事故を起こしたら、まずするべき事

あかり さん
レンタカーに限った話ではありませんが、事故を起こしてしまったらまずやるべきことになります。

レンタカーでの事故に限らず、交通事故を起こした場合にまずするべき事は負傷者の救護です。

そしてレンタカーを安全な場所に移動した後、事故が公道で起きた場合、被害者か加害者か、人身事故か擦り傷やへこみ程度の物損事故かに関わらず、警察への通報を行います。

これは事故が起きた公的証明となり、保険金申請の際に必要な事故証明書をもらうためです。

公道以外の、例えば店舗の駐車場等での事故の場合は、その店舗で事故証明書を作成してもらいます。

あとは事故を起こした相手と住所氏名や事故車両情報等の交換を行い、レンタカー会社専用の事故受付センター等に連絡します。

はな さん
何よりも負傷者の救護が一番大事ですね。
警察への通報も必ずするようにします。

レンタカーによる事故での保険について

レンタカーでの交通事故等の際の保険についてですが、レンタカー会社が自動車保険に加入していて保険料もレンタル料金に含まれています。

はな さん
事故を起こしてしまった際に支払うお金はどういったものがありますか?

あかり さん
レンタカーを借りた人が支払うのはレッカー移動手配(JAF)等の実費、免責金、NOC(ノン・オペレーション・チャージ)、損害が補償額を越えている場合は、その損害金になります。

免責額とは、レンタカーでの事故等の際に保険会社から支払われる対物補償・車両補償額のうち、顧客側が負担する金額で、それぞれ5万円です。

NOCは、レンタカーを借りて交通事故等で車を破損・汚損等した場合、修理に出す間は業務に使用できなくなる補償金で、免責金とは別に支払う必要があります。

その金額は、レンタカーが自走可能で店舗に返却した場合は2万円、自走不可能な場合は5万円です。

単に車内装備を壊したりシートを煙草で焦がした程度の破損でもNOCは2万円ですし、自走可能な状態なのに路上に放置したりすると5万円になるのでご注意下さい。

はな さん
万が一の時のためにNOCを補償してくれるようなサービスはありますか?

あかり さん
ほとんどのレンタカー会社に用意されています。
JAFの実費や免責額、NOCは、レンタル申し込みの際に数百円から数千円の特約金や車両・対物事故免責額補償金(CDW)を支払えば無料になるレンタカー会社もあるので問い合わせて下さい。
比較的安く加入できる会社がほとんどなので、レンタカーを借りる際は加入しておくと安心だと思いますよ。

事故後に警察に通報せず事故証明書がない場合や酒気帯び、無免許運転で事故を起こした場合、保険給付はされず全額負担となるのはレンタカーでも同じです。

また、レンタカーを申し込んだ人以外が運転しての事故や、借受期間の無断遅滞時における事故も保険給付されないなど、レンタカー会社の貸借約款に定められている違反事項に該当する場合も保険給付されないので注意が必要です。

はな さん
とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

あかり さん
もし、事故を起こしてしまった場合は落ち着いて対処することが大切です。
レンタカーでの事故に限らず慌てないようにしましょう。