中3棋士・藤井四段 公式戦連勝「17」に

中3棋士・藤井四段 公式戦連勝「17」に
史上最年少で将棋のプロ棋士となり、デビュー以来、公式戦での連勝記録を更新している中学3年生の藤井聡太四段が、12日、大阪で行われた対局に勝ち、連勝記録を「17」に伸ばしました。
将棋の藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となり、現役最年長の加藤一二三九段を破ったデビュー戦以来、公式戦では一度も負けることなく勝ち続け、先月4日にはデビュー戦から11連勝の新記録を達成しました。

その後、16連勝まで記録を伸ばした藤井四段は、12日、大阪の関西将棋会館で行われた王将戦の予選で、西川和宏六段と対局しました。

対局は午前10時から始まり、藤井四段は正確な指し手で序盤から終始、優位に立ち、午後3時21分に84手で西川六段が投了しました。これで、藤井四段はデビュー戦から続く公式戦の連勝記録を「17」にのばしました。

対局後の記者会見で、藤井四段は「ここまで連勝できるとは思ってもみなかったですが、本当に一局一局の積み重ねだと思うので、次もふだんどおり指したい。注目していただける舞台で将棋を指せるのはありがたいので、連勝を続けたい」と話していました。

藤井四段の次の公式戦は、今月18日に大阪で予定されています。