血中脂質が高い原因とは?高いとどんな病気になる?血中脂質が高いことに気づくのは多くが健康診断の結果からではないでしょうか。血中脂質の多くはコレステロール、中性脂肪値が高いことが原因。なぜ高くなるのか?血中脂質が高くなる原因と高いとどんな病気になってしまうのか?中性脂肪に対する対策も紹介していきます。
血中脂質が高い原因とは?高いとどんな病気になるのでしょうか?
健康診断で引っかかりやすい項目の1つに中性脂肪値というのがあります。
かくいう私、H教授も健康診断で中性脂肪値の数値が高いと言われてしまいます。
最近は、運動不足のせいか、筋肉も落ちてきてしまっています・・・orz
なぜ、血中脂質が高くなってしまうのか?その原因をまずは探っていきます。
血中脂質とは?
血中脂質とは、血液の中に脂質が溶けていることを指しています。
脂質には、中性脂肪、善玉コレステロール、悪玉コレステロール等があります。
血中脂質が高いといった時、中性脂肪値やコレステロール値が高いことをいいます。
しかし、中性脂肪やコレステロールは、悪者ではありません。
これらは取り過ぎが良くないだけですので、数値が高い方は下げるようにしましょう。
中性脂肪・コレステロールが高くなる原因とは?
中性脂肪やコレステロールの値が高くなる原因は、生活習慣にあります。
生活習慣の中でも主に食生活と運動です。
食べ過ぎ、飲み過ぎに加えて、運動不足な方はエネルギーが消費されず、体内に血中脂質として溜め込まれてしまいます。
食べ物で、動物性脂肪やコレステロールが多い食品が好きな人、脂質や糖分が多い高カロリーな食品をよく食べる人は、脂質異常症、血中脂質が高くなりやすいです。
分かりやすくいうと油を多く含んだ牛肉やカラッと揚がったトンカツやカツ丼が好きな人、ケーキが大好きで毎日、食べてしまう人といった方々は注意が必要ということですね。
他には、タバコ、喫煙をされる方は、知っておいてほしいことが、タバコは中性脂肪を増やす効果と善玉コレステロールを減らすという効果を持っています。
生活習慣による生活習慣病は、脂質異常症だけでなく、他の病気も影響し合うことから、複数ん病気を合併しやすく、高血圧や糖尿病といった病気が脂質異常症になりやすくするということもあります。
血中脂質が高いとどんな病気になる?
血中脂質が高いとどんな病気になるかというと、まずは、脂質異常症と診断され、中性脂肪値、悪玉コレステロール(LDL)、善玉コレステロール(HDL)の数値の改善をすることになります。
脂質異常症の診断基準は、空腹の状態で以下の3つのいずれかに当てはまるかで決まります。
- 高LDLコレステロール血症(LDLコレステロールが140mg/dL以上)
- 低HDLコレステロール血症(HDLコレステロールが40mg/dL未満)
- 高トリグリセライド血症(トリグリセライドが150mg/dL以上)
もし、数値の改善をせずに放置していたら、どんな病気になるかというと、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化は、脂質異常症によって引き起こされる病気です。
動脈硬化というのは、動脈の血管が硬くなってしまい、血管の内側に脂肪などが付着することで、血管内が狭くなってしまうという症状です。
もし、心臓の血管が動脈硬化になったら狭心症や心筋梗塞といったことになり、脳の血管であれば、脳梗塞になってしまいます。
脂質異常症は、あまり自覚症状がないので、ついつい放置してしまいますが、放置してよいというものではありません。
健康診断で血中脂質が高いという方は、医師の指示に従い、早期からライフスタイルの改善や対策することをおすすめします。
関連記事:動脈硬化を予防する食事とは?動脈硬化を食事で改善しよう!
まとめ・感想
- 血中脂質が高い原因とは?高いとどんな病気になる?ということでしたが、血中脂質のうち、中性脂肪、悪玉コレステロール、善玉コレステロールが高いことが原因であることがわかりました。これらが高いと脂質異常症となり、さらに進むと心筋梗塞や脳梗塞につながるということがわかりました。こうした病気を避けるためにも、禁煙をし、飲酒も控えて、油っこい料理ばかり食べないように注意して、バランスの取れた食事をするようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。