オーストラリア、ノーザンテリトリーのアリススプリングスで、世界屈指のマッチョなカンガルー、ロジャー氏の等身大の像を建てる計画が浮上し、メディアの注目を集めている。
この計画の発端となったのは、都市の中心にあるショッピングモールの経営不振だ。集客が中々進まずテナントが減ってゆく状況を打開するため、地元の有名カンガルーであるロジャー氏に協力を仰ぐ案が出たという。
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世界を代表する筋骨隆々のカンガルー
ロジャー氏は2006年、車にひかれたカンガルーのお母さんの袋の中から救出された孤児のカンガルーである。
当時赤ん坊だったロジャー氏は、アリススプリングスのカンガルー救助センターに保護され、ぬいぐるみを愛でる一方でブリキのバケツをあっさりつぶすほどの筋力を持つ心優しきスーパーマッチョなカンガルーに成長した。
体長2.007m(尾を含む)、体重89kgという理想的なプロポーションに、カンガルーの概念を覆すほどの筋肉をつけたロジャー氏は、TV番組をきっかけに脚光を浴び、プライベートでは仲間を率いるリーダーの座についていた。
しかし、そんなロジャー氏も今年で12歳。平均寿命 が12〜15歳、最高寿命 27歳というアカカンガルーのなかでは老年期に差し掛かったため、現在は第一線を退いて他のカンガルーに混じり、静かな老後を満喫している。
現役を引退したロジャー氏
現役時代のマッチョ像でモールを活性化
一方、衰退が懸念されるアリススプリングスのトッドモールは、経営不振のために政府が約23億円の再生資金を投入。以来およそ1.7億円の化石コレクションを展示するといった試行錯誤が行われている。
こうした打開策の一つとして上がったのが、ロジャー氏像の建造計画だ。モール側は、ロジャー氏の鍛え上げられた肉体を模す等身大の像が活性化に一役買うと期待している。
完成すればロジャーさんの肉体美を心ゆくまで堪能できるぞ
image credit:THE KANGAROO SANCTUARY ALICE SPRINGS
この計画はロジャー氏のトレーニングに付き合いつつ、その成長を見守ってきた飼育員のクリス・バーンズの希望でもある。彼は全盛期のマッチョなロジャー氏の像を通じて人々に彼の存在を伝えたい、と話している。
via:ntnews、mashable、instagram・translated D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
金属のバケツもって立ってるやつ、
バケツがぐにゃぐにゃなんだけど、やはりロジャーさんが…
2. 匿名処理班
オーストラリアならカンガルー肉とかうまそう。
3. 匿名処理班
なぜ前を隠すのだろう?
4. 匿名処理班
腕の血管が素敵!
5. 匿名処理班
凹んだバケツ抱えたカンガルーの画像めっちゃ好き
6. 匿名処理班
どうせなら銅像どころでなく州知事にしたいところだが(シュワちゃんのごとく)、そうもいかないしなあ。
7. 匿名処理班
たぶんこんな事をしても客や店は入ってこないと思う
8. 匿名処理班
人間は困ると″マッチョなカンガルーの胸板″を借りたくなるようだ。
9. 匿名処理班
夜道で
であったら逃げられない
10. 匿名処理班
こんなケダモノ相手、ワンパンでやられたるわ