こんにちは。マーケターのきょうへいです。
LIGでは週に1回メルマガを発行しているのですが、なかなか開封してもらえなかったり、開封されても最後まで読んでもらえなかったりと課題が山積みです。
そこで気になる存在として浮上したのが、「動画メール」という方法。要するに、メールに動画を組み合わせる、という新たなメールのアプローチ手法なのですが……調べてみたところ、単純にHTMLに動画のタグを埋め込むだけでできるものではないようです。
というわけで! 今回は、動画メールを専門に扱うPCPhaseの担当者に、動画メールのやり方や、その効果を最大限にあげるコツを根ほり葉ほり聞いてきました。
▼目次
今回、取材に応じてくれたのは、動画メールの実例に詳しい、島さんと杉本さんのお2人。
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島 明日美さん 動画メールシステム「Vmail」の担当者。これまで多くの動画メール案件を取り扱ってきた、動画メールの強者。 |
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杉本 夏来さん 同じく、動画メールシステム「Vmail」担当者。メールマーケティングや動画マーケティングの情報発信を行うことが多いため、知識が豊かで整理されている。 |
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手間を惜しまず、表示崩れを恐れず、とにかく美しい動画をメール上で再生したい人向け。用意しておいたWebサーバーに、MP4・MOVなどの動画ファイルをアップロードし、その後HTMLメールにVIDEOタグを挿入して、アップロードした動画を表示させる方法。
1のGIFアニメ版。画質は1よりもやや劣るが、対応しているメーラーもやや増える。動画をGIFアニメに変換したのち、用意しておいたWebサーバーにアップロード→IMGタグでHTMLメールに挿入する方法。
サイズが小さいものしか送れないが、手軽にできるので、「動画メール」という手法をとりあえず試してみたい人にオススメ。GIFアニメーションファイルをメールに添付して送信し、メール内に埋め込み表示させる方法。
なにもかも面倒な人向けの方法。動画メールの本質とはちょっとそれるが、最小限の手間で済む。「再生マーク」をつけた静止画をメールに挿入し、クリックしたらYoutubeなどの動画ページに誘導する方法。
少々コストがかかってもいいので、確実に・手間をかけずに多くの人に動画メールを届けたい人向け。特徴は、サービス側で受信者のメール環境を判定し、上記の方法1~4の表示を自動的に出しわけて表示させられる点など。
参考:https://mailmarketinglab.jp/5-ways-of-making-animation-email/
というわけで、PCPhaseのお二人のご好意で、LIGのメルマガでも「Vmail」を利用してみることに。
Vmailは、サービス内で発行されたタグをHTMLメールに貼り付けてメールを配信する、「埋め込み型」の動画メールサービス。
また、先ほどあげた「動画メールを実践する方法」の1と2のように、自力でHTMLファイルに動画のタグを埋め込む場合は、それぞれのメールソフトやデバイスに合わせてタグを変更しなければなりませんが、Vmailはひとつのタグでどんなメールソフトやデバイスにも対応。エラーなく再生できます。
その裏では、開発チームのみなさんが、300機種以上のデバイスで正しく映像が再生されるか検証しているという、涙なくして語れないエピソードがあるそうです(絶対つらい)。
ここでは、動画のタイトルや、公開期間、動画再生後に遷移するページのURLなどが設定出来ます。
『Vmail』に動画をアップロードし、基本情報を入力します。携帯で撮影した縦型の動画も対応しているのでアップロード可能です。
ここでは、動画のタイトルや、公開期間、動画再生後に遷移するページのURLなどが設定出来ます。
すると、上記のようにタグが発行されるので、これをいつものメールシステムのHTMLソースに貼るだけで完了。
メール内の該当の箇所に、動画を一部抜粋したGIFが挿入されます。
抜粋する箇所は、こんな感じで簡単に設定可能。
さらに、メールに挿入した際にサムネイルとして表示する画像を決めることができたり、動画開始前にカウントダウンを入れ流ことができたりと、カスタマイズもできます。
実際にHTMLメールに組み込んだ様子が、こちらになります。最後に表示される「詳しくはこちら」をクリックすると、任意のWebページ、もしくは動画再生ページに遷移することができるようになっています。
動画元年と言われて早数年。通信に制限がなくなるかもしれない時代に向けて、いまから動画マーケティングのノウハウを蓄積しておくのは、なかなか賢いやり方かもしれません。コツもわかったことだし、今後またLIGでも動画メールを取り入れていけたら面白そうだな〜と思ってます。
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!
有料サービスの一番のデメリットは「コスト」ですが、
Vmailの場合、1,500開封までなら月額3,000円、15,000開封でも月額20,000円ほどと、LIGのような数十人規模の会社でも検討しやすい金額設定になっています。
メール開封数上限 | |
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ライト:3千円/月 | 〜1500開封 |
スタンダード:2万円/月 | ~15,000開封 |
プロフェッショナル:5万円/月 | ~50,000開封まで |
エンタープライズ | 個別にご相談 |
メールを開封すると同時に動画の読み込みが始まり通信が発生するので、そのタイミングで開封数がカウントされるそう(つまり、開封されなかったらカウントされない)。リスティング広告なんかと仕組みは同じですね。
メルマガの効果をあげたいと思っているマーケティング担当者さんは、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。