中国国家主席 「一帯一路フォーラム」前に各国首脳と会談
k10010978531_201705120533_201705120604.mp4
中国の習近平国家主席は、みずからが提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」をテーマにした初の国際会議を前に、会議に参加する各国首脳との会談をスタートさせ、ベトナムのクアン国家主席との会談では、両国の経済的なつながりをさらに強化していくことを確認しました。
「一帯一路」は、習近平国家主席が提唱したアジアとヨーロッパをつなぐ巨大な経済圏構想で、中国政府は14日からの2日間、これをテーマにした初の国際会議「一帯一路フォーラム」を北京で開催します。
会議には、29か国の首脳が参加することになっていて、習主席は11日、最初に北京に到着したベトナムのクアン国家主席を人民大会堂に迎え、首脳会談に臨みました。会談で習主席は、「クアン主席の今回の訪中が、両国関係に新しい力を注いでくれるものと信じている」と述べて歓迎しました。
会談に同席した中国外務省高官は、「南シナ海をめぐる問題も議論したが、前向きなもので、互いに相手を非難することは一切なかった」と強調し、「一帯一路」の構想の下、インフラ整備などを通じて両国の経済的なつながりをさらに強化していくことを確認したと明らかにしました。
習主席は、今回の会議に参加する各国首脳と精力的に個別の会談を行って、みずからの構想の実現に向けた賛同を取り付けるとともに、国内向けには指導力を誇示する狙いもあるものと見られます。
会議には、29か国の首脳が参加することになっていて、習主席は11日、最初に北京に到着したベトナムのクアン国家主席を人民大会堂に迎え、首脳会談に臨みました。会談で習主席は、「クアン主席の今回の訪中が、両国関係に新しい力を注いでくれるものと信じている」と述べて歓迎しました。
会談に同席した中国外務省高官は、「南シナ海をめぐる問題も議論したが、前向きなもので、互いに相手を非難することは一切なかった」と強調し、「一帯一路」の構想の下、インフラ整備などを通じて両国の経済的なつながりをさらに強化していくことを確認したと明らかにしました。
習主席は、今回の会議に参加する各国首脳と精力的に個別の会談を行って、みずからの構想の実現に向けた賛同を取り付けるとともに、国内向けには指導力を誇示する狙いもあるものと見られます。