VR空間で仮想会議?
NVIDIAはGTC 2017にて、新VR体験をもたらす「Project Holodeck」を発表しました。
こちら、なんでも写真品質のVR空間を複数人が同時に共有できるシステムなんだそうですよ?
イベント会場で披露されたProject Holodeckのデモ(上のNVIDIAによる動画)では、190万ドル(約2億2000万円)のスーパーカー、ケーニグセグ・アゲーラがVR空間に登場。そしてエンジニアやデザイナーはVRヘッドセットを利用して、実物大の車両を前にしながらデザインについてあれこれ会議ができるのです。なお、仮想空間の構成には「Unreal Engine 4」が利用されます。
Project HolodeckのVRシステムでは、モデルを単純化する必要がありません。デモで利用されたのは、5000万ポリゴンのケーニグセグ・アゲーラ。これを自由自在に視点を変え、光源を変えて閲覧することができるのです。
UpLoad VRによると、Project Holodeckは今年9月から早期アクセスが開始されます。また産業用だけでなく、建築分野やコンテンツクリエイターへもその活用の場が広がるそうです。これまで自動車を含むプロダクトの開発には実物大のモデルが作成されることが多かったのですが、それらのステップが今後はVR空間に移行するのかもしれませんね。
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top image: YouTube
source: NVIDIA, YouTube, UpLoad VR
(塚本直樹)