愛知県半田市は8日、市立半田病院でがん手術中の事故によって死亡した60代女性の遺族に、解決金として250万円の損害賠償を支払うことを明らかにした。
病院によると、2015年8月、産婦人科統括部長だった50代男性医師の執刀で、子宮体がんの女性から子宮などを摘出する手術をした。リンパ節に見つかった微少な出血を電気メスで止めようとした際に下大静脈分岐部を損傷し、大きな出血が起きた。血管外科医にも応援を求めて止血を試みたが完全には止血できずに手術を終了。女性は翌日、出血性ショックで死亡した。執刀した医師は手術経験が豊富だったという。
石田義博院長は「止血方法が明らかに間違っていたとは言えず、重大なミスはなかった。遺族にも事故の経過を説明し、納得してもらった」と話した。
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