労働基準関係法令違反に係る公表事案の面白いやつ を見ていきましょう。
リストには送検段階で掲載されています。もしあなたが近代の法律論にのっとった人間であろうと思う限り、掲載されている企業の無罪を推定する必要があるでしょう。ここでは疑わしきも罰し明らかな善人だろうが気分次第で殴れという立場にたってやっていきます。
全体として工事現場での転落防止の不徹底、給与の支払い遅延などが多い。注目に価するものをいくつか紹介してゆく。
京都の解体工事の会社。なんと Web サイトがある。いったいコンクリート圧砕機を何に使ったのであろうか。
ブレーキが壊れたバキュームカーが街中を爆走していたというのは、考えられうる限り最悪の事態の一つだと言えるのではないか。
非常に豪快。
下請けを爆破した事例。
おそらく今回公表された事例のなかでは最強のものと思われる。自社で経営する日本語学校の外国人留学生を監禁し奴隷にして、また別に経営する介護施設などで強制労働させた事例である。これをやった人達はWebサイトを持っている。事情の詳細はこの記事が詳しい。
リストに掲載されている企業が少なすぎる!!!という意見があるが、これはあくまでも送検された事件についてのまとめです。今年の 1 月から長時間残業で労災が発生した企業についても都道府県のほうでも公表範囲を広めるようにという通達が出ている。これは以前から公表の基準自体は設定されていたのだが、あまりにも基準がきつくて意味がないと批判されていたもので、年初に基準が緩められた。これについては送検されなくても指導が行なわれたタイミングで企業名が公開されることになる。
こちらについてもいずれ厚生労働省によって日本全体でのまとめが作成されてゆくのではないか。