近未来の車の燃料は人間の血液! ディストピア・ドラマ『ブラッド・ドライブ』

近未来の車の燃料は人間の血液! ディストピア・ドラマ『ブラッド・ドライブ』 1

人血エンジンはある意味エコな発明かも?

ユートピアとはほど遠い、荒廃した社会の広がるディストピアな未来の世界では水や食料が貴重です。そして、燃料も生き抜く上で欠かせないものとなります。ガソリンがないと自動車は走れませんが、もし人間の血液がその代替品となったら……?(関連記事:今すぐ死にたくなる絶望的な未来予想図10選

秩序を破壊する過激な方法とはいえ、エネルギー問題が解決しているという意味では理想郷なのかもしれない世界を描く、グラインドハウス(2、3本立てでB級映画ばかりを上映するアメリカの映画館の総称)系ディストピアSFドラマ『ブラッド・ドライブ』がSyfyで放送されます。

予告編だけでカルト作品の仲間入りが確信できそうな内容ですが、グロいシーンがあるので、動画はすべて閲覧注意でどうぞ。

こちらはSyfyの動画でした。『デス・レース』感が漂います。

血液が最高の燃料となる理由は明らか。特別な管理をしなくても、人間は黙っていれば血液を作り出します。しかも自ら移動するので、わざわざ容器に入れて持ち運ぶ必要もありません。倫理の問題なんてクソ食らえ、エサとなる人類が生きている限り、車は走るのです。血の気の多いやつは大歓迎だぜ、ヒャッハー!

本作は1999年のL.A.を舞台にしたディストピアSFで、主人公は良心を持つ最後の警察官アーサー・ベイリー。彼はアンダーグラウンドで行われている、人血自動車レースに強制的に参加させられるハメになりますが、生き残るためには相棒となる美女のドラテクに頼るしかありません。

食人、モンスター、カルト宗教、痴女、アマゾン、狂人などなどが登場し、混沌を極め尽くしたドラマ『ブラッド・ドライブ』は、Syfyチャンネルにて6月14日から放送予定。

なお、本作のブラック・ジョーク満載のティーザー予告編も多く公開されています。同じくSyfyより、選りすぐりの7本をお楽しみください。


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image: (C)2015 Syfy Media Productions LLC. ALL RIGHTS RESERVED. via YouTube
source: YouTube123456789

岡本玄介