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 帝国ホテルは、3月の中東からの大口客など外国人宿泊客の増加で、2017年3月期の純利益は16・6%増の36億円となった。

 東京の帝国ホテルでは、訪日外国人の宿泊率が前年より5・4ポイント増え、48・3%となった。客室の稼働率は前年からほぼ横ばいだが、1泊5万円以上の客室の稼働率が好調だった。中東特需では、都内の高級ホテル1千室以上が押さえられる状況で、帝国ホテルでは1箱約3千円のチョコレートのお土産などが「山のように売れた」という。

 19年にラグビーワールドカップ、20年には東京五輪・パラリンピックを控え、黒田元男常務は「さらなる訪日外国人客の増加に期待したい」。