2003年に「情熱大陸」で初めて、上原ひろみというピアニストを知りました。その時、彼女の言った言葉がとても印象的で完全に持ってかれましてね。
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こんにちは。山倉梨子です。先日、とうとう上原ひろみさんのコンサートに行きました。矢野顕子さんと「ラーメンな女たち」という全国ツアーをやってたんです。
どうしても、最前列でみたかった!
やったね、最前列の右側!上原さんの指使いが完璧に見える!私ね、ピアニストの小指の筋肉をみると胸キュンなんです。小指球筋ですね。これこそ、ピアニストの証!なんてね。上原さんの小指球筋はやっぱりガッチリしてました。
彼女を初めて観たのは、2003年「情熱大陸」。ご覧になった方も多いかもしれませんね。もうかれこれ10年以上前のことですが。バークリー音楽大学を主席で卒業して新人ジャズピアニストとしてニューヨークで演奏していました。
ひとりで重さ20キロくらいの荷物を持って、バスの中でパンを食べながら、4時間ほどバスに揺られて会場にいく姿は勇ましく感じました。「最悪、荷物が全部なくなってもいいんです、コンサートさえ、うまくいけばそれでいい」
会場についた彼女はスプレーでライオンみたいに逆毛をたてていました。やりすぎじゃね?ってくらいのボリューミーなヘアです。アミダババアかな?ってくらい。
なんでそんな事してると思います?
アメリカ人にとってアジア人は見分けがつかないから、そうすることで、あ、あの子だ!と覚えてもらえるから、そう言っていました。セルフブランディング!
情熱大陸では、トム&ジェリーショーという曲を弾いていました。
一見、普通のどこにでもいそうな、照れ笑いしながら話す姿も可愛い。ちょっと地味にもみえる女の子ですが、ピアノを弾き始めると一転します。天を仰いで楽しそうに演奏する姿。エネルギーに満ち溢れ躍動感がありました。そして何より、超絶技巧!驚きましたよ、ほんとに。
この番組で彼女が言った言葉が本当に印象的で、いつか絶対、最前列でみてやるっ!って思ったんです。
「トラブルこそ、人間を強くする。上手くいかないことが続いたとしても、原因が自分にある時点でそれは苦労でも挫折でもない。戦地の子供たちは自分に原因があるわけではないのに、苦労を強いられている。だから、スランプなんて苦労や挫折じゃない、とにかくできるまでやれ、と」ストイックですね。
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そんな上原ひろみさんが出演しています。
バース・ディ
インタビュー
こちらは先ほど紹介したトム&ジェリーショー
Hiromi Uehara - The Tom and Jerry Show - YouTube
チック・コリア&上原ひろみ
Chick Corea & Hiromi Uehara - Spain - YouTube
アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト - 「MOVE」ライヴ・クリップ - YouTube
Warrior / Hiromi The Trio Project (13th Tokyo Jazz Festival) - YouTube
小首をかしげながら演奏する姿がとても可愛い、私のお気に入り映像です。
Hiromi Uehara - Jazz à Vienne 2011 - LIVE HD - YouTube
2016年2月3日東京銀座ソニービル。「ホワット・ウィル・ビー、ウィル・ビー」「ウェイク・アップ・アンド・ドリーム」
上原ひろみSPARK J-WAVE PREMIUM LIVE 2016/2/ 3 東京銀座ソニービル - YouTube
最後にツアータイトルにもなっている、この曲。
「ラーメン食べたい」
矢野顕子×上原ひろみ - 「ラーメンたべたい」 ライヴ・クリップ - YouTube
最後まで、お付き合いくださりありがとうございました!