Zynqのチュートリアルはやってきたが、Zynqのことをあまり勉強していなかったので、勉強しようと思う。
最初は、”
Zynq-7000 All Programmable SoC 概要DS190 (v1.2) 2012年8月21日”という日本語のデータシートを読んでみた。
英語データシートも参照した。
プロセッシング システム (PS)・Dual-core ARM® Cortex™-A9 Based Application Processor Unit
・CPU周波数はXC7Z010、XC7Z020は最大800MHzで、XC7Z030、XC7C045は最大1GHz。ZedBoardは-1なので666.7MHzで動作している。
・NEON™ メディア処理エンジン
・Coherent multiprocessor support
・単精度および倍精度のベクター浮動小数点ユニット (VFPU)
・タイマーと割り込み
・1次キャッシュは32KB。CPU毎に4ウェイセットアソシアティブ命令/データキャッシュ
・2次キャッシュはCPU同士共有の256KB
・オンチップ ブートROM
・256KBオンチップRAM(OCM) PSとPLから高速にアクセスできる。PSとPLのデータのやり取りに有効か?
・DDR3/DDR2/LPDDR2をサポートして、16ビット幅、32ビット幅のメモリをサポートするそうだ。
・1GBのアドレス空間 (DDR)
・8ビット幅のSRAMメモリインターフェイス、パラレルNORフラッシュもサポート。
・スキャッター/ギャザー対応の8チャネル・メモリコントローラー
・最大 12 のエンドポイントをサポートする 2 つのUSB2.0 OTGペリフェラル
・CAN 2.0B対応のCANバス インターフェイス2つ
・SPI x 2、UART x 2、I2C x 2、GPIO x 4
・MIO (multiplexed I/O)
・PS-PLインターフェイスは、32ビットAXIマスタ x 2、32ビットAXIスレーブ x 2、DDRやOCM(RAM) へアクセスできる高性能AXIスレーブ x 4、CPUメモリへのコヒーレントがアクセスが可能なAXIスレーブ x 1 (ACPポート)
CPUメモリへのコヒーレントなアクセスが可能ということは、CPUがキャッシュしている領域へDMAしてもキャッシュをインバリデートする必要が無いということだと思う。もしくは、CPUがライトバックキャッシュにキャッシュしているデータをDMAする時にも、CPUにキャッシュから実メモリに吐き出すコードを実行する必要がないという事だろう。この様な用途では性能が向上することが期待できる。
プログラマブル ロジック (PL)・XC7Z010、XC7Z020には入っていないが、PCI Express ブロックが入っている。
・A/Dコンバータ x 2
ZedBoardのXC7Z020は6入力LUTで、53,200個のLUT、106,400個のFF、BRAM(32Kb)は140個で560KB、DPSは220個。
AtlysボードのXC6SLX45は、27,288個のLUT、54,576個のFF、BRAM(18Kb)は116個で261KB。
ということで、AtlysボードのFPGAの約2倍の規模ということが出来る。
しかし、PSは凄いですね。使いこなすのが難しそう。ちょこちょこっとチュートリアルはできても、その先は、やるのが難しい?ブログ書いている場合じゃなく本気で開発する必要があるか?でも製作記ブログを書けるかな?今のところその気はないが、カメラは付けてみたい。
- 2012年09月04日 05:42 |
- Zynq
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