出会いは名前を見間違えたことから
MOSHIMOを最初に知ったきっかけは、テレビ番組の最新MV紹介でMVが流れていたことがきっかけだ。
たしか、流れていた曲は”命短し恋せよ乙女”という曲。
テレビ番組ではMV流れているときにアーティスト名と曲名もテロップがつけられてるじゃないですか。
なんの疑問も持たずに、SHISHAMOと名前を見間違えていた。
ぱっとMOSHIMOとSHISHAMOて名前似てるじゃないですか。
MV観ても、SHISHAMOのボーカルちょっとかわいくなったじゃんて思ってた。
↑こちらの手前にいる方がSHISHAMOのボーカル
よく見たら違った。
別人だった。
メンバーに男もいた。
曲は似ているのかというと、どうなのか。
似ている部分もあるような気がする。
というか、MOSHIMOというバンド、いろいろなバンドのいいとこどりな感じもする。
MOSHIMOとは
2006年に結成された11年目のバンド。
もともとはCHEESE CAKEというバンド名で活動していたが、2015年にメンバー脱退がきっかけでバンド名をMOSHIMOに変更したらしい。
思っていたよりも活動期間が長い。
2009年の閃光ライオットでは準グランプリになり2013年にはメジャーデビュー。
2015年にはメンバー脱退もあり、一度インディーズに戻ったものの、新メンバーを入れて2016年に再デビュー。
2016年と2017年にミニアルバムを出して少しずつ注目され始めているバンド。
メンバーは下記の4人。
岩淵 紗貴(ボーカル・ギター・作詞・作曲)
一瀬 貴之(ギター・コーラス・作詞・作曲)
宮原 颯 (ベース・コーラス)
本多 響平(ドラム・コーラス)
では、この人気も上がってきているバンド、どんな音楽なのか聴いていきたい。
命短し恋せよ乙女(収録アルバム:命短し恋せよ乙女)
こちらが代表曲で人気曲でもある”命短し恋せよ乙女”。
YouTubeでの公式MVの再生回数も100万回を超えている。
サビのキャッチーなメロディが覚えやすくてライブで盛り上がりそう。
そして、4つ打ちの疾走感はあるバンドに近い雰囲気がある。
KANA-BOONに近い雰囲気を感じる。(決して似ているとは言っていない)
下にあるKANA-BOONの曲を聴いてもらいたい。
影響を受けているわけではないだろうが、KANA-BOONの良い部分を上手く取り込んでいるような気がする。
触らぬキミに祟りなし(収録アルバム:触らぬキミに祟りなし)
こちらは2017年に発売したミニアルバムの収録曲。
こちらも4つ打ちのリズムで気持ちいい。
演奏もなかなか上手い。
あと、MVのダンスも印象的。
これはライブでは盛り上がること間違いなしの楽曲だろう。
こちらのポップなメロディと軽快な演奏も、あるバンドに近い部分がある。
KEYTALKに近い部分を感じる(決して似ているとは言っていない)
下にあるKEYTALKの曲を聴いてほしい。
印象的なギターのフレーズや覚えやすいメロディ。
少し共通点を感じないだろうか?
ボーカルの声について
ボーカルの声も特徴的ないい声だが、他のバンドの女性ボーカルに近い雰囲気も感じる。
チャットモンチーとパスピエを足して2で割って、ちょっと味付けしたらMOSHIMOのボーカルの声になりそうではある。
つまり、ここ10年ぐらいの間の女性ボーカルバンドのトレンドではど真ん中の声をしている。
他に似ていたら悪いのか?
聴いてもらえばわかる通り、決して似ているわけではないです。
系統としては近いものがある気がするというだけで。
デビューして1年弱でまだ若手バンドのように感じますが、結成は10年以上前。
キャリアはそれなりにあります。
メンバーの脱退やメジャーを一回離れ、2016年に再デビューとなかなかの苦労をしています。
これは予想ですが、キャリアが長い分研究熱心で、他のバンドや売れているバンドを研究し自分たちの音楽に取り入れていっているのではと思います。
だから今売れているバンドや話題のバンド、評価されているバンドの良い部分や評価されている部分に近い雰囲気を楽曲のところどころで感じるのではないだろうか。
では、MOSHIMOは他のバンドの良い部分だけ取っている特徴のないバンドなのだろうか?
自分はそうは思わない。
聴いてみると耳に残るメロディやフレーズ、演奏が多い。
他のバンドの良い部分を上手く消化して取り入れて、自分たちの個性にしているように感じる。
もしかしたら、まだまだ引き出しがたくさんあって、新しい方向性の楽曲を出してくるかもしれない。
キャリアは10年を超えているバンドだが、メジャーデビューしたばかりで今勢いに一番乗っている時。
これからの活動が楽しみだ。