こんにちは、ミナミです。
先日僕の友人がアニサキス症にかかりました。
友人いわく、地獄のような2日間だったとの事でした。
このアニサキス症。本当に誰でもなる可能性があるので、情報をシェアしたいと思います。
アニサキス症とは
鮮度の高い魚介類の身に寄生する寄生虫(アニサキス)が、人間の体内(胃や腸)に入った際に引き起こされる症状。
アニサキスは体長2〜3cm、太さ0.5mm程の大きさで、白い半透明な色をした寄生虫。
アニサキスが胃や腸に入ると、内壁を食い破る為、腹部をアイスピックで刺されたような痛みが最大3日続き、場合によっては下痢症状や蕁麻疹が出ることもあります。
24時間以上の冷凍及び60度以上の加熱で予防できます。
友人の場合
僕の友人は心当たりとして、父親が釣ってきた魚を食べたと言っていました。
彼の父親は釣りが趣味で、これまでも何度も父親が釣ってきた魚を食べた事があるとの事。
よく一般人が釣ってきた魚を生で食べたなと思いましたが、アニサキス症になると、とんでもない痛みが襲うようで、その痛みは歩く事すら困難になる痛みだったようです。
アニサキス症は寄生虫(アニサキス)が胃壁や腸壁を傷付けることによって痛みが発生しますが、それとは別で、アニサキスがバラまくアレルギー物質でアレルギー症状が出ることもあり、その為に場合によっては蕁麻疹が出たり下痢症状が出たりする事があります。
予防方法
上記通り、24時間以上の冷凍もしくは60度以上の加熱で予防する事が出来ます。
アニサキスは熱に非常に弱く、一番簡単なのは魚を焼く事ですね。
特に魚は火が通りにくい事も無いので、普通に焼けば問題ありません。
逆に生でプロの業者が処理してない魚介類を食べる場合、素人では見つける事が困難です。(プロでもたまに見落とします。)
アニサキスは主に魚の内蔵に寄生しますが、鮮度が落ちると身に移動します。
つまり、鮮度の落ちた魚介類の刺身等が危険性が高いと言うことになります。
子供にも危険が
先の通り生魚に多いアニサキス。
なので、一番注意すべきはお刺身とお寿司です。
子供に人気の高いサーモンも、アニサキスがいる可能性を大きく秘めています。
回転寿司などは基本的にネタは冷凍状態で運ばれて使用される為、むしろ安全度は高いのですが、逆に高級なお寿司屋さんに行くと、今朝取れたばかりの魚を出す事が多い為危険性が高まります。
実際に高級割烹で刺し身を食べてアニサキス症になったと言う話も聞きます。
プロの調理師でも見落とす事があると言う事ですね。
アニサキス症を発症した場合
食後2時間から8時間程で耐え難い痛みが襲ってくるアニサキス症ですが、発症してしまった場合どうすればいいのでしょうか。
このアニサキスですが、放っておいても2.3日で死滅します。
その2.3日が地獄のような痛みと戦う事になる訳です。
発症した場合、胃アニサキス症の時は胃カメラでの検査時に胃粘膜を食べているアニサキスを見つけ摘出します。
腸アニサキス症では、対症療法になるようですが、場合によっては外科的な処置が施されます。
尚、現時点ではアニサキスに対する効果的な薬は開発されておらず、薬では治りません。
ただ、病院に行く事で、アレルギー症状を抑える薬や、痛み止めを処方して貰えるので、違和感を感じたら直ぐに病院に行きましょう。
忙しくて行けないと言う大人は我慢しましょう。大体3日で治まります。
ただ、念の為休みが取れ次第受診した方がいいと思います。
最後に
痛みで動く事も出来なくなるレベルのアニサキス症。
女芸人の渡辺直美さんは、発症した時に病院であまりの痛みに泣いてしまったそうです。
新鮮な魚介類の場合は内臓に、鮮度が落ちた場合は身にアニサキスがいるかしれません。
みなさんも重々にお気をつけ下さい。
以上、「子供も注意!地獄のような痛み アニサキス症」でした!